ほのさんのバラ色在宅生活 |
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7月9日。
ほのさん、少し早い夏休み。 酷暑に負けず、お出かけ。 ほのさんは、バギーに乗っても、 車の中でも、ずっとご機嫌でおしゃべりしていた。 目的地まであと半分、というところまで来て、 高速が渋滞し始めて、 ほのさん、とうさんかあさん3人揃って ドキドキハラハラしていた。 どうしても、どうしても10時半までに着かなきゃならない理由があって…… 渋滞に巻き込まれながらも、なんとか到着。 ほのさんを車から降ろして、 バギーを押しながら、みんなでそら走れ! もうすぐむこうは青い海! 爽やかな風が吹いて、 期待の高まるエントランス。 着いたのは、葛西臨海水族館。 入園してすぐに小走りに向かった先は…… ほのさんが何よりも楽しみにしていた、 ぺんぎんさんたちのいる場所。 ぺんぎんさんたちの、お食事タイムが、 10時半から始まるのだ。 ほのさんが、ぺんぎんさんたちの目の前に陣取ったその時、 飼育係のお兄さんのアナウンスがちょうど始まった。 まにあった! まずはフンボルトペンギン。 飼育員のお兄さんが、水中に向かって魚を投げると、 泳いでいたフンボルトくんたちがものすごい速さで、 魚めがけて泳いできた。 お兄さんが魚を投げるたびに、 競って食いつくフンボルトくんたちの姿に、 そんなに おなか すいてるのかな と、ほのさんは少し驚いた様子。 次は、フェアリーペンギン。 大きくても体長40㎝という、最も小さな種類のフェアリーちゃんたち。 お兄さんがバケツに入った魚を取りだすと、 マイペースに走り寄ってきて、 ちょうだい、ちょうだい という具合に、かわいらしく食べている。 フンボルトくんらはまだ食べ足りないのか、 柵の向こうで、 フェアリーちゃんたちのお魚をじーっと見ている。 マイペースにお食事を終えたフェアリーちゃんたち。 何を思っているのか、 微動だにせずじっと立ち尽くす様子が、 それはそれは可愛らしく。 ほのさんも、とっても気に入ったみたい。 そういえば水族館の中の売店に、 ペンギンのぬいぐるみがこんな風に、 メッシュの袋に入れられて売られていたんだけど、 あの可愛い、フェアリーちゃんを1羽、 こんな風に連れて帰れたらいいのにねえ、って、 ほのさんとお話ししたよ。 しばらくフェアリーちゃんたちを眺めて、 いよいよ、水族館の中へ。 早くたくさんのおさかなたちを見たいところだけど、 ほのさん、ケアのお時間。 救護室を貸してくださいと言うと、 救護室内ではオムツ交換が禁止ということで、 先に最寄の車いす用トイレへ。 その車いす用トイレには、 「大人用オムツ交換所」が併設されていた。 車いす用トイレの奥に続いて、 簡易ベットの供えられたお部屋があった。 ケア中に体温が下がりがちなほのさんだが、 お部屋の中に電源もあって、電気毛布を使うこともでき、 結局そこで、すべてのケアを行うことができた。 このトイレに限らず、 施設内はどこも掃除が行き届いて清潔で、 ほのさんも安心して過ごすことができる造りになっていた。 さあさあケアも済んで、いよいよおさかなを見ましょうよ! とはいかず、 ほのさんのお出かけはいつもそうなのだが、 お昼時になって混雑する前に、 一足早くレストランに入って、ランチタイム! 一番乗りで入った館内のレストランは、 セルフサービスになっていて、 自分でトレーを持って進みながら、 希望の料理の前で注文して受け取り、 最後に会計をする。 いつもならとうさんが先にほのさんを連れて着席し、 かあさんが注文して買って運ぶ、というようにしているのだけど、 他にお客さんが誰もいなかったので、 ほのさんも一緒にカウンターを進んで、 どんなふうになっているのかを一緒に見ながら進んだ。 すると、店員のお兄さんが親切に、 トレーを2人分持ってくれて、 席まで運んでくれた。 感謝! とうさんとかあさんは、 これからマグロの群れを見ようってのに、 いや、見るからこそ?、 マグロカツののったメニューをオーダー。 ほのさんも一緒に、あったかいミルクを。 天井が高く開放感があり、 夏の日差しで明るい店内で3人、 ゆったりと楽しいランチタイム。 幸せなひととき。 ほのさんは、いつになく顔色も良く、 溌剌とした表情で、 ずっと元気な声を出しておしゃべりしていた。 そんなほのさんを見て、 まだ着いたばかりなのに、 ほのさん、きてよかったね、またこようね と、とうさんもかあさんも何回も言った。 さあさあ、いよいよお待ちかねの、おさかなさんたちとのご対面。 まずは、サメのいる水槽へ。 ほのさーん!ほらほら、さめ っていうのよ。 ほのさんのとこに きてくれたよー! 青い光の中を泳ぐサメやたくさんのアジの群れ。 なんてキレイ! 気が付くと、口を開けてポカーンと見とれてしまっている。 再び水槽に近づいて見ていると、 同じ水槽の中を泳いでいたエイが、 ほのさんめがけて近づいてきた。 ほのさん、エイっていうんだよー! とかあさんが指差して見ていたら、 近づいてきたエイが、急に縦になって泳ぎ、 ほのさんのすぐ近く、ガラス越しで、 細かい歯がびっしりと生えた顔を見せた。 その瞬間、 あまりに意外なエイの顔に、 ほのさんもかあさんもすっごくびっくりしてうわーってなった。 ほのさんはきっと、そのエイにも、かあさんの大きな声にも、 二重にびくりしたのか、 急に目を大きく見開いて、 おうちを出発以来、ご機嫌に出ていた声がいっさい止み、 エイ以降、ずっと黙ったままになる……笑 黄色い水草と、あまり動かない大きな魚。 色彩が、絵を見ているよう。 小さいおさかな、光ってキレイ。 ……と、最初にほのさんが怖がった、 エイに触れるゾーンがあって。。 一応、近くで見せてあげようと近づいたんだけど。 浅い池にいるエイが、 これまたほのさんの近くまで来て、 なんでかまた縦になって、 水面からまるで出ようとしているみたいに跳ねるもんだから、 ほのさん、また一段と顔が強ばる 笑 これは、ディズニーのアニメに出てきそうで、かわいいな。 ほのさん、おさかなとひとくちにいっても、いろんなのがいるねえ。 とってもからふるな、おさかな! うわわわ!とってもおっきなおさかな! あんまり うごかないねえ。 かせきみたいだねえ。 ほのさん、うつぼ ってやつがいるから ちょっとこわいけど みてみよう…… うわわわ~ おくち あけた~ おこってるのかな こわいよ~ こんどは あなから こんにちは しているよ 本当にほんとうに、不思議な生き物がたっくさんで、 ほのさんは、目を大きく見開いてびっくりしたり、 声はもちろん全く出さず、 呼吸の音も聞こえないほど、 息をひそめているようで。 みんな すがたかたちは ちがうけど みんなみんな いきているんだねえ そしていよいよ、マグロの大群! ピカピカ光って、想像とは違った。 聞けば、「クロマグロ」という名前は、 このピカピカしているボディーが 死ぬと真っ黒に変わることから名づけられたそうで。 ちょうど、マグロのお食事タイムが始まって。 水槽の上の方から、エサの魚が投げ込まれると、 ピカピカの大群がいっせいにそちらに向かって泳いでいくさまは、 もうほんと、圧巻。 たくさんのお客さんたちも盛り上がってきて、 そこへ、ほのさんも一声「フフーン!」と。 これはほのさんも、マグロの大群に圧倒されたのかしらん、と 急いで顔を近づけると…… ほのさん、おしっこしたいよ~! と言ったようで、お顔を赤くしていたのでしたん。 (ほのさんは、結構、マイペースです……) それから急いで、さっきのベッドのお部屋付きトイレへ駆け込み、 一通りケアを済ませ。 ほのさん、涙を流しながら、 ホッとした様子。 この切羽詰まってトイレへ駆け込んだ様子を見ると、 ほのさん、実はもっと前からおしっこしたかったんだけど、 おさかなたちに魅了されてしまって、 我慢していたのか、わすれちゃってたのかもしれないなー。 うふふ。 たっくさんおさかなたちの世界を覗いたところで、 今度はお土産屋さんを覗きに…… そこで思わず、3人して あっ!と言ってしまった…… 実はコレが、今日イチの驚きだったりして 笑 マグロのぬいぐるみと、 ほのさんの防寒寝袋のカラーリングがウリふたつ! 間違いさがしみたい! (ほのさんは、なんかちょっとビミョーな感じだったけど) そんな、ほのさん、マグロに酷似事件もありつつ、 ゆっくりと館内をぜーんぶまわって。 そろそろ帰りの時間が近づいて、 朝、ほのさんと約束した通り、 もう一度、あそこへ戻ったよ。 ほのさんと、かあさんが連れて帰りたかったのは、 一番左のフェアリーちゃんです。 ほんとうに微動だにせず、 何かきっと、もの思いにふけっているのでしょう。 ああ、なんてかわいい! あのこ、なんとか つれてかえれないかなあ…… 一方、フンボルトくんたちは、活動的で、 気持ちよさそうに、泳いでいた。 水を得た魚、 ではなく、 水を得た、鳥。 さっきのおしょくじで、 おなかいーっぱい、たべたんだろうねー。 ぽってりしてる。 ずーっと見ていたいけど、 そろそろ、かわいいぺんぎんちゃんたちに、 また来るね!と言わなきゃ。 これが、本日唯一の家族写真。 あー、ほんとにほんとにほんとーに、 たのしかった! またみんなで こようね、 の、笑顔。
by honohono1017
| 2013-07-16 21:25
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