ほのさんのバラ色在宅生活 |
サッカー元日本代表、松田直樹選手の急逝のニュースは、
衝撃だった。 かあさんと、ほぼ同年代、 松田選手がマリノスや日本代表で活躍していた頃、 熱心にサッカーを観ていたこと、 競技場まで足を運んでいたことなど思い出した。 まっすぐにサッカー人生を歩んできたご本人はもちろんのこと、 一緒に闘ってきたチームの方々は、 本当に残念でならないだろう。 葬儀のとき、 松田選手のお母さまの挨拶が、 とても立派で、 せつなかった。 直樹は最後までがんばった。 だから、自分もがんばらなくちゃ。 と。 運命とかそういうの、 よくわからないけど、 いのちのゆくえは誰にもわからないし、 どんな風に生きるかということは、 死そのものなんだろうと思う。 大切な人を亡くすことは、 想像してみたところで、 なにひとつ思い描きようもない。 そのときに、 自分が立っていられるのかすら、 わからない。 そんなことはいま、 考える必要のないことだと言われるかもしれないが、 逆にそれが、 いま生きている、 という実感だったりもするから厄介だ。 だとしたら、 サヨナラのことや、 サヨナラから考えることは、 悪くない。 そんな風に、ここのところ、 自分の気持ちをもてあますほどの日々を送っているのには、 わけがある。 いや、ほのさんの体調は、 小さな波はあるものの、 おそらく1年を通して1番穏やかだといってもいいくらい、 落ち着いているのだ。 そのうえ、 ほのさんの在宅生活をはじめて以来この3年、 常に願ってきたことが、 もうすぐ叶いそうだという、 すばらしいニュースもある。 その願いのために、 できる限りの努力もしてきた。 ほんとうに夢のような話である。 嬉しくないはずがない。 それなのに、 どうしてこんな気持ちでいるのか、 この1週間、ずっと考えた。 人の気持ちとは、フクザツなもんだ。 よくわからない。 いや、色々なことが思いつく。 思いつくのだけれど、 どれもこの心境を説明しきるに、 必要十分な答えにには、ならない。 ほのさんは、生まれたその時から、 「生か死か」という究極の2択をせまられた。 おうちで生活するなんて、 誰も想像しなかっただろうし、 こんなにも健やかに成長し、 バギーも小さくなり、おうちも狭くなって引越した。 もうすぐ、あのいのちの誕生から、 4年が経つ。 ほのさんはいつも、 自分が「生きていく」というために、 自分で選び、 必要なものを得、 自分の人生を、 自分自身の手で、 切り開いてきた。 そんな彼女のいのちの強さがあったからこそ、 支援してくださる方が現れたのだと思うし、 そうやってほのさんがここまで生きてこれたのは、 彼女の持って生まれた才能だと思う。 ほのさんだけではない。 本来、人は、 そうやって生きていくんだろう。 そう思って、自分の人生に照らしてみると、 どうだろう。 するとなんだかとたんに、 のんべんだらりと、 薄らぼんやりした中を歩いているような気になる。 確かに、 さすがに「ほのかあさん」としてのアイデンティティーは、 少しの緊張感もあるし、 時には120パーセントの力も出るだろう。 だが、自分自身は100パーセント「ほのかあさん」で できているのではない。 「ほのかあさん」を含めた自分という人間が、 この先、どうやって生きていくのか、 ということを、 この大きな変化の時に、問われているようでならない。 もちろん、 何かの旗を立てて「〇〇はじめます」というのではない。 本当に、抽象的で、 自分にしかわからない「心持ち」のはなし。 (出た!心持ち……) あたしは、こうするけど、 かあさんは? ほのさんから、そんな声が聞こえるのだよ。 とにかく、この夏の終わりからまた、 ほのさんの周りが、 あわただしく、 楽しい変化が起こる。 それを報告できるよう、 とにかく着実に、楽しく進んで行こう。 それでも心の中で、 こんなしちめんどくさいことを考えてしまうのは、 かあさんの、「自分らしさ筆頭」 と考えれば、 座りはよいかな。 読んでくれてありがとう。 ポチッとな↓ も、お願い! ![]() にほんブログ村 ![]() にほんブログ村 このブログ「ほのさんのバラ色在宅生活」が 本になりました♪ 「ほのさんのいのちを知って」 絶賛発売中☆ 紀伊国屋書店 TSUTAYA ONLINE eb!STORE アマゾンでも入荷したみたい。送料無料ですので、ぜひ。 ↓ ↓ ↓ ↓ アマゾンで「ほの本」購入
by honohono1017
| 2011-08-10 12:03
| Life
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