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ほのさんのバラ色在宅生活


低酸素脳症、人工呼吸器をつけた娘とのナナコロビヤオキ的泣き笑いのバラ色在宅ライフ
by honohono1017
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明け方バギングと、頼もしいヘルパーさん。

明け方、4時過ぎに、
ヘルパーさんと交代しようと、かあさんが起きてくると、
ほのさんのアラームが鳴っていた。

ちょうどケアの時間だから、
動いたりしてアラームが鳴ってしまっているのかな、
と思いながらお部屋に来ると、
案の定、ほのさんは体位交換をしてもらって、
プローブを巻きなおしてもらったところで。

うまく、巻けなかったとしても、
サチュレーションは80台前半、ということはなかなかない。

何秒か見ていても上がってくる様子も無く、
すぐに聴診すると、痰の音で、
呼吸器のエアー入り音がほとんど聞こえなくなっていた。

いそいで吸引すると、
ゴゴゴゴッとひけてくるが、なかなかサチュレーションが上がらない。

ヘルパーさんに、とうさんを起こしてきてもらう。

とうさんに手伝ってもらって、
呼吸器からバギングに切り替えた。

酸素3リットルで10回ほどバギングしたら、
トントンとサチュレーションは回復。

それでまた体を揺さぶって排痰し、
吸引、を繰り返す。

徐々に酸素量も落としてみたが、
40分ほどで安定した。

最終的に、両肺ともエアー音もハッキリ聞こえるようになり、
念のため酸素0.5リットルで様子見。

夜間のヘルパーさんにお願いしている時に、
こういう事態になったのははじめてのことで、
ヘルパーさんがこれで怖くなってしまったら困るなあ、
と思って、
「びっくりしないで、これからもお願いします」と言うと、
ヘルパーYさんは、
「もちろんです。
これからもずっと、ほのかちゃんのお世話、させてください」
と笑顔でおっしゃってくださった。

ありがたい。
本当に。


あたりまえだけど、
ほのさんは、かあさんの子だ。

だから、ほのさんが緊急の事態にも、
怖い、なんて言っていられないし、
自分が守らなくては、と思う。

親だから。

でも、夜間、とうさんもかあさんも寝室で休んでいる間、
ほのさんを一人で見守って、
吸引や用手排尿や、全てのケアを担ってくれるヘルパーさんたちは、
本当に、よくやってくださると、
頭が下がる。

そして、夜間、長時間みてくださるヘルパーさん、
医療的ケアを安心して任せられるへルパーさんが、
本当に、この生活の中でどれだけ支えになっているか。

臆することなく、ますますこのようなヘルパーさんが、
増えていってくれますように。

医療的ケアが、
こどもたちにとって、
「生活」そのものであり、「生きていくこと」であると、
制度が認めて保障してくれますように、
と、願うばかりだ。



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by honohono1017 | 2011-02-05 16:10 | Condition
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