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ほのさんのバラ色在宅生活


低酸素脳症、人工呼吸器をつけた娘とのナナコロビヤオキ的泣き笑いのバラ色在宅ライフ
by honohono1017
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如月、訪問看護のことなどなど。

如月、訪問看護のことなどなど。_f0199379_13524948.jpg

こんにちは、ほのかです。
きょうも、おひさまぽかぽかで、
かあさんと、のんびりすごしてます。
きょうから、にがつ。
はやく、あったかくなって、
おでかけいっぱいしたいです。



先週末から、また痰が詰まることしばしば。
でも、なんとか抜けてくれるので、
大事にはいたらない。
冬もあともう少し。
がんばるのだぞ、ほのさん。

さて、このところアタマを悩ませている問題。

ほのさんの在宅チームのこと。

昨年11月に転居してから、
我が家の生活も変わり、
チームのメンバーも変わった。

「生活」のほうは、医療的ケアもばっちりの、
以前からの介護事業所さんに助けてもらっていて心強いのだが、
訪問看護は、新しい事業所を入れた。

以前からの訪問看護ステーションは、
現在、週1回来てくださっていて、
主にかあさんが睡眠を確保する時間に当てている。

新しい事業所は、週2回、
ほのさんの入浴介助をお願いして、
12月から開始し、約2ヶ月間入ってもらっていた。

1時間のなかで、
バイタルとって、この間のほのさんの状態を把握して、
脱衣⇒入浴⇒更衣⇒気切部ケア⇒吸引⇒目・口腔ケア⇒体位交換
という目白押しのケアをお願いしていて、
それらはよほど手際よくやらなくては
時間的にも余裕が無いし、
手順を把握するのも手一杯であることはわかるが、
手順だけではなく、
なによりほのさんを安全に入浴させなくてはいけないのだから、
なかなか難しいことではある。



結局、2ヶ月間お願いした新しい訪問看護ステーションは、
お断りすることに決めた。

結論はそうだ。

だか、なかなか難しいことで、
正直、とてもこたえた。

2ヶ月という時間は経過したが、
さらに時間をかければ、
ほのさんのケアそのもの、手技そのものは
もう少し慣れてもらえたかもしれない。


それでも、はじめから違う方向を見ているように感じられていたことは、
やっぱりどうにも埋められない溝になってしまった。

助けていただく立場では、言いにくいこともある。

それでも、ほのさんの気持ちや、
かあさんの子育ての信念を伝えるためには、
言わなければならないこともあって、
それが「クレーム」ととらえられてしまえば、
距離は縮められない。

マッチングの問題もあるから、
我が家とはご縁がなかったということもあろう。

そのことは抜きにしても、
もう少し、ほのさんのようなこどもの在宅生活に対する
理解や知識があれば、
言われたくない一言を言われて傷つくことも無かったかな、と思う。


平成21年度の全国訪問看護事業協会の調査によれば、
重症心身障害児の利用者があるステーションは全体の21.4%だそうだ。

小児の訪問看護を実施していない理由は、
依頼がない、というのが第一の理由だが、
小児看護の経験のある職員がいないため、
小児看護を担当できる職員がいないため、と続く。

また、小児の訪問看護の依頼を断った理由としては、
小児訪問看護を担当できる職員が不足しているため、
訪問看護の依頼者の希望に添えないため、
と続く。

では、小児の訪問看護への要望はどういうものがあるかといえば、
☆多様な疾患・機器に対応できるステーションが欲しい
☆在宅生活が当たり前になってきている現状、昔に比べて
より重度な障害、病気を持って生きているこどもが増えている現状を
しっかりと把握して、家族が安心して頼ることができるステーションが欲しい

など、今回、かあさんが悩まされた問題と
同じようなことを考えている方の解答も見られ、
また、もっと具体的な要望も多く挙げられていた。

☆外出できるくらいの長時間利用
☆利用料や交通費、休日料金など負担が多く補助がない
☆利用できるステーションを3事業所以上に増やして欲しい
☆担当者がわかるときには1ヶ月くらい引継ぎが欲しい




医療的ケアを担えるヘルパーさんが不足しているということもあるが、、
主たる介護者である母親が、平日にしかできない用事を済ませたり、
外出したりするとなれば、
やはりそこは、緊急の事態にもきちんと対応できる看護師さんに、
十分な時間、サービスに入ってもらうことが一番望ましい。

かあさんはすでに、
このほのさんとの生活、2年6ヶ月の中で、
日常の買い物にも、銀行にも、
一歩も外に出なくても生活していく術を身につけた。

だが、それが良いことではない。

兄弟がいたら、なおさらだ。

まあ、毎日のそんな細かい事情もあるのだけど、
何はともあれ、
そういう生活をわかっていても、
それでもこどもと自宅で暮らすことを選んだ気持ち、
毎日、こどものいのちと向き合って子育てしている気持ち、
それに寄り添ってくれるということが、
かあさんが希望する、一番なのだ。

自宅で「生活」しているこどもを、
「看護」する、ということ。

それって、どういうことなんだろう、と
あらためて、考えさせられた。



今日から2月。

如月とは、着物を重ねて着ること、らしい。

ほのさん、このあいだ、
きものをきたから、よく、わかるよね。

かさねたきもの、
ぬいでもさむくない、はるには、
ほのさんのちーむ、できているよ。


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by honohono1017 | 2011-02-01 15:16 | Care
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