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ほのさんのバラ色在宅生活


低酸素脳症、人工呼吸器をつけた娘とのナナコロビヤオキ的泣き笑いのバラ色在宅ライフ
by honohono1017
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不思議なPEEPの、はなし。

水曜日のアンビュー事件後、
ほのさんは、ほげーっといったお顔で、
特に具合が悪そうな様子は無い。

一方、近頃のあれこれに加え、
ほのさんの突然の緊急事態がよほどこたえたか、
かあさんは、ほのさんのほげー顔をみたとたん、
蕁麻疹が出た(泣)

翌日の木曜日、
蕁麻疹に加えて、神経痛のダブルパンチをくらったかあさん。

神経痛のえもいわれぬ痛みに、
しんろー + ひろー、
それに加えて、
暑いとはいえ、気圧が秋へと確実に変化しているのでは……
と感じつつ、
ほのさんの今回のエピソードも、
季節の変化が必ずや影響しているのではと思う。


そして、今日。

念のため、ずっと流し続けていた酸素をオフし、
いつもとかわらず、ご機嫌な様子に、
ホッと安心。

していたところ。

再び、さきほど、
胸郭のおかしな動きとともに、
サチュレーションの低下が。

水曜日よりは軽症で、
おさまりも早かったが。
う~ん。。

来週の通院で、
気管支拡張剤を増やしてもらおうか。
レントゲンなど撮っても、何でもないだろうけどなあ。



それから、水曜日のエピソードの3時間後くらいに、
不思議なことが起こった。
忘れないように書いておく。

酸素3リットルでアンビューをしばらくしても、
サチュレーションが94から上がらないので、
呼吸器(パピーⅡ)のメモリをモニタリング。

吸気圧は設定どおりの26。

ところが、ピープが3になっている。
(設定は5。)

分かり安く言うと、
ほのさんは自発呼吸が全く無いので、
肺に、陽圧26をかけることで、
肺を膨らませ、酸素を送り込んでいる。

これが、吸気。

逆に、呼気(吐く方)のとき、
全く圧を送り込まないと、
肺がぺしゃんこになって、
吸気のときに膨らみにくくなったりするため、
PEEPといって、少しだけ圧をかけておく。

ほのさんの場合、このPEEPの設定が5.



それで、アナログなPEEPのメモリを
「5」に合わせた。

今回のエピソードは、
このPEEPの低下にはあまり関係なさそうだとは思ったが、
PEEPが3になっていてサチュレーションが低下したことがあったので、
とりあえず直し、
少ししてから、ほのさんも回復した。

このPEEPのダイヤルだけはメモリがなく、
実際に針が振れるのを実測して設定するため、
何度もモニタリングして、合わせた。

その後、ほのさんが落ちついて、
3時間くらいたって、とうさんが帰って、
今日の事件を話していると、

「呼気のときも、吸気のときと同じリーク音がする」

と、とうさんが言う。

うそー、そんなはずない、

と思いつつ、ほのさんの首元に顔を近づけると、

まさに。

常に、吸気の音、
つまり、深呼吸の吸う方ばかりを絶え間なく繰り返しているような感じに。

とうさんが慌てて呼吸器の針をみると、
PEEPが「10」になっている、と。

これまた、うそーっと思って見ると、
ホントに「10」!


ありえん、ありえん……


と思いながらも、
突然のほのさんの緊急事態だったから、
かあさん血迷って、ダイヤルを設定し間違えたか……
と自信が持てなかった。

だとしても、
その後、ずっと、こんな呼吸をほのさんがしていたなら、
その息遣いには、さすがに気付くだろうが。

しばらく注意してみていたが、問題はなく、
自分の操作にも自信がなかったし、
翌日の昼間、呼吸器メーカーに問い合わせてみようと思っていた。

ところが。
夜中、とうさんがみていた時間帯に、
また、息遣いが突然変わって、
慌ててみたら、PEEPが10になっていたという。

とりあえず、呼吸器メーカーに問い合わせたところ、

①PEEPを設定しなおすときは、テストバックにつけかえてみること。
②呼気弁という部品を交換してみること

という、指示があった。

①について。

確かに、吸気圧だって、設定は26にしていても、
リークや肺のコンディションなどで、
実測22~24というときも多いわけだから、
PEEPだって、それらのことを考えれば、
あくまで「設定」5、にしたいなら、
呼吸器を一旦、ほのさんから外し、
テストバック(人工肺といって、呼吸器につける風船みたいなもの)につけかえて、
諸々の変動要因を除いたた状態で設定しなきゃ、いけないわけだ。

でも、もし仮に、
今回のエピソードで、原因はともかく、
ほのさんの肺のコンディションが著しくいつもと違い、
ほのさんに呼吸器を繋いだまま、
PEEPを設定した時に、「10」位高くに、
あにあわせなければ、実測「5」にならなかったとして。

そうだったら、ほのさんの肺のコンディションが元通りになった時点で、
PEEPはずっと「10」を示し、
ずっと吸気みたいな息遣いをしていたということになるはずだ。

それに。
もし、テストバックにつけかえて設定しないと、
それほどの誤差が起こるというのならば、
これまでにも、こういうことがあってもおかしくないし。

PEEPが移動などによって「緩む」ということだって、
最近、認識したことで、
先生たちも、入院中など、
ダイヤルを回すときに、いちいちテストバックにつけてはいないし。

うーん。


②について。

呼気弁という部品の中に、
一時的に水や何かが入ってしまったとも考えられるので、
交換してみてくださいとのこと。

交換してみたが、
目だって水滴がついていたようなこともなかった。

次回の定期点検の時に、
使用済みの呼気弁を、点検してみてくれるという。




いやはや、にんともかんとも。。
不思議なことが起こります。

機械って、難しいね。

いや、「機械」ではないのだ。

ほのさんに、くっついているんだもん。



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by honohono1017 | 2010-09-03 15:59 | Condition
<< 小さな空の、秋の気配。 久々、アンビュー(汗) >>


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