今日も朝から、うんちの話。

今朝も一番で、
ほのさん、お風呂の日。

昨晩、ほのさんとともに過ごしてくれた
ヘルパーさん（メンズ）と、訪問看護師さんと一緒にいれる。

ほのさんは、朝から痰が異様に多く、
心拍も高い。

かあさんは、朝起きてくると、
夜のヘルパーさん（メンズ）にお願いしている
記録用紙に目を通し、
昨晩のほのさんの状態を把握するのだが。

昨晩も、定時の吸引以外に何回も
気管からゴーッという音がして、吸引しました、
と、書いてある。

うーん、どうしちまったか、ほのさん。

お顔はいつものとおり、ご機嫌そうだし、
「具合が悪い」という感じでもないのだが。

みなさんがいらっしゃる前、
お風呂の準備をしながらもほぼ10分おきくらいで
痰が上がってくる。

おそらく、昨日と同じく、
原因は、お腹……



お風呂にはいる時は、サチュレーションモニターを取ってしまうので、
今日はめずらしく、酸素を流しながら入ることにした。

お風呂の中でも、
いつもと変わらず、大きな声でおしゃべりして、
看護師さんやヘルパーさんに、
ほのちゃん……とくすくす笑われている（←いつも）。

今日は、新しいヘルパーさんが同行され、
見学に来てくれていたので、
それも、嬉しかったのだろう。

和やかな、お風呂タイム。

ほのさんばかりか、
かあさんも、至福のとき。

ところが。

ヘルパーさん(メンズ）が、
「昨晩、ほのちゃん、全然寝てません。
思わず、寝なさい！って、言っちゃいました」
だって。

な～ぬ～。
ほのさんよ、夜更かしどころか、
ずっと、夜遊びしていたというのか～。



かあさんに、ちくられました。

ほのさん、ちくったのではないでしょ。
ほうこくしてくれたんでしょ。
よあせびしていて、たんがふえたのだったら、どうするの。



ほのさんが、昨晩、かあさんのあずかり知らぬところで、
一体何をそんなに楽しくしていたのか……。

普段だったら、ほどほどにね、と思うとこだが、
この体調だと、心配。。

本人は、へへーんだ、みたいな、顔をしている……



無事にお風呂からあがり、
いつもどおり、着替えて、
気切部のケアをして、
ドライアーして、
吸引して……

さあさあ、終わったよ～、というところで。

看護師さんが、
「おかあさん、ほのちゃんのお顔が少し赤くなってきた……」

！！

見ると、心拍も120台、
お顔がまだらに赤くなっている。
完全に、踏ん張っている……

急いでオムツを開けると、
お腹をパンパンに膨らませ。

お腹を軽くマッサージして押してあげると、
ムニューっと、
でました、うんち！

ほーのーさーん。
あんた、まじで、えらいよ。

こりゃあ、完全にかあさんの、負け。

ほのさんはちゃーんと、
みんなの見守る中、

そんなにしんぱいしなくっても、だいじょうぶ、

といわんばかりに、
見事にうんちをし、
その後はこれまた見事に、
落ち着いた。

朝のお風呂介助に来て下さる看護師さんは、
久しく、ほのさんのうんちシーンに遭遇していなかったので。

「ほのちゃん、お姉さんになった……」

と、ひどくカンゲキしてくれた。

そうなのだ。
かあさんは、ほぼ毎日、
ほのさんのうんちシーンをもれなく見ているのだが、
それでも、カンゲキは薄れない。

それほどまでに、
ほのさんのいのちの力強さを感じるとき。

その感動をわかちあえる看護師さんやヘルパーさんで、
本当に、しあわせ。




ただ、うんちの様子が、
やっぱり少しゆるいし、色もいつもと違うので、
この後、苦しみだすのではないかと、
気を揉んでいる、かあさんです……


がんばれ、ほのさん。
かあさん、ずっと、ついているぞ。



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