ほのさんのバラ色在宅生活 |
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一昨日、Cさんに誘われ、
アートイベント、「NO MAN’ S LAND」に行って来た。 新庁舎に移転して、もぬけの殻となった、 旧フランス大使館を舞台に、 たくさんのアーティストたちが手がけた、 ヴィジュアルアート、モード、デザイン、建築、パフォーマンスなど、 あらゆる展示を見ることができる。 大使館が一般公開されるということも、めずらしく、 そこをアートプロジェクトに使うということも稀であり、 たくさんの人たちで賑わっていた。 旧大使館は、南麻布にある。 この界隈は、むかしよく遊びに来たが、 1本中に入った道にあるため、気がつかなかった。 入口には、ピンクのペンキで何本ものラインが描かれた プジョーが、展示。 ピンクでええから、くれ、このプジョー。 この、「アート」を見た、率直な感想。 「アート」と一口に言っても、色々だと思うが、 シロートのかあさんにしてみれば、 その価値がわからんものも、たっくさん。 まあ、シロートならなおさら、 価値などと言ってはならず、 感覚なのだよ、感覚…… と、言ってみる。 お~、マリオさん。 最初は、「文化祭」の雰囲気を懐かしく思い出したりしたが、 旧フランス大使館の、たっくさんある小部屋をうめつくす、 個性的な「表現」を見続けるうちに、 いや、こりゃ、すげー、 と。 意味不明な、あるいは哲学的な文字が、 ドアに、書かれ。 「鼻血」! と赤く光る、ネオン。 「日本の太った人 おすもうさん」 ええ、ええ、そりゃ、間違いでは、ないですわ。 と、こんなシュール心をくすぐるアートあり。 あ、あんた自身もオブジェか~ というほど、恐ろしくオブジェ的な、 ハープシコード(?)をぽろろん、ぽろろん、奏でる人も。 中には、アーティスト自身の、 内面世界の葛藤が、 こちら側にも痛いほど突き刺さるような、 見ていて苦しくなるようなものもあった。 表現するって、辛いのね。 見てそう思うのは、 かあさんも似たような苦悩を抱えているからだろうか。 そんなこと、どーでもえー。 とにかく、おもしろい、イベントだった。 Cさんと、たくさんおはなしもした。 それで、思ったこと。 人生で、起こってしまったことは、 どんなに頑張っても、平らにすることはできない。 心配事を、心配したところで、 結果は変わらない。 Cさんは、およそ20年前の結婚式で、 「人生はアンハッピーエンドだ」と、 スピーチしたそうな。 Cさんの抱えているものや、 20代そこそこで、 めでたい席でそう言いきった胸のうちを思うと、 少し苦しくもあるが、 オットコまえやなと思う。 自分がピンピンしているうちに、 自分の死や、 大切な人の死を考えることができるのは、 ひょっとしたら、 しあわせなことかもしれない。 自分の人生の終わりのときに、 「あたしの人生、アンハッピーエンドやわ」と思って 死ぬのなら。 それはきっと、たくさんの苦悩を抱えて、 心配事だらけで、 心配ばかりして、 それで、 思いもよらぬことに気付いたり、 いろんな人に出会ったりして、 自分が生きることの意味や、 大切な人の大切さなどを、 真剣に真剣に考え、 考え抜いた人生だったからに違いない。 アンハッピーエンドも、 ハッピーエンドのうち。 何をもってしあわせとするか。 まったくもって、アートな1日。 また、Cさんと、 おもしろいところへ、繰り出したい。 ちなみに、「NO MAN’ LAND」 会期は今月末まで、 週末は22時までやているそうな。 夜も、いけてますぞ。 ポチッとな↓ にほんブログ村 にほんブログ村
by honohono1017
| 2010-01-18 18:08
| Event
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