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ほのさんのバラ色在宅生活


低酸素脳症、人工呼吸器をつけた娘とのナナコロビヤオキ的泣き笑いのバラ色在宅ライフ
by honohono1017
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「ハード」に、ね。

先日、かあさん救急搬送事件後、
少々ムボーかと思われたが、
とうさんと2人して、ライブに行ってきた。

くるり。

我が家から電車で10分ほどのところにあるホールに来る、
ということで、夏からチケットだけは確保してあった。

だが、ほのさんをどうするか、全くあてはなかった。

その上、かあさんが体調を崩すとは、全く計算外。

でも、どーしても、行きたかった。


まだ、わずかにめまいがしたし、
吐き気もあったけど、
気分転換して、
とうさんと、2人で、行きたかった。


くるりは、もう何年も聞いている。
何回もライブにも行った。
思い出が、たくさんある。


ほのおばたんが、都合をつけて、
ほのさんをみていてくれることになり、
かあさんは、絶対に立ち見したり、
踊ったりしないことを心に誓い、
ほのさんと、いい子にしていてね、と約束して、
とうさんと、出かけた。

「とろみを感じる生き方」
と題されたツアーだけに、
総立ち見の中、ぽつんと座っていても、
じっくり聞けた。

選曲も、聴かせるのが多く、
岸田くん(ボーカルね)ブルース魂を見た。


ブレーメン」という曲がある。

岸田くんがクラシックとウイーンにはまって、
オーケストラをバックにした、壮大な、曲。

この曲は、
ほのさんが、お腹の中で元気すぎるほど動き回っていた頃、
よく聴いていた。

ほのさんがなかなかお腹の中で大きくならなくて、
長い入院生活を送ったのだが、
そうなる前に、
家族3人で、初めて旅行に行ったとき、
ずっと、
車の中で、流れていた曲だ。

この曲が演奏されたとき、
ほのさんが、お腹の中で動き回る感覚が、
蘇った。

ほのさんが、
かあさんのお腹の中で動き回る、
あの幸せな感覚が、
蘇った。

そして、
我が子の誕生を待ちわびる、
「幸せな」家族の情景が、
蘇った。

あの頃が、いちばん幸せだった、
と思ったこともあった。

今は、そうは、
思わなかった。


太陽のブルース

歌詞が、身に沁みた。

「 大事なことは忘れたりしないように
どこかで拾った紙切れに書いておこう

それでも君とすれ違っているうちに
忘れてしまった 途切れ途切れになる

楽しかった日々はひび割れたままで
太陽に照らされるままに

歩いて戻っていった
歩いた道に吸い込まれた
振り返れ 前はこっちだ
声も出ない 手も振れやしない

太陽は言った
今日までの日々は
永遠じゃなくて
そう 一瞬だったさ

砂漠のようだな 友達は言った
水を分けあえることもなく 」

この曲をナマで聴いたのは、今年2回目。

実は、この夏、ほのさんが検査入院したとき、
くるりのライブに行った。

そのときも、「太陽のブルース」を聴いた。

今年2度目の「太陽のブルース」は、
この夏以降の、我が家に起きた、
さまざまな出来事を思い出させた。

例の法案、
ほのさんを守る決意をし、
それについての数々の取材、
シンポジウムの準備、
本の準備……


この歌詞を聴くと、
楽しいばかりでもなく、辛いばかりでもなく、
歩んだ道が必ずしも「正解」ではなかったとしても、
戻ってもまた、同じ道を歩む自分が目に浮かぶ。

恐ろしく辛くても、
誰にも何にも、助けてもらうこともできず、
大切な人がそうなっても、
力を貸すこともできない……

それでも、
歩む。

そんな、力が、湧く。





そして。

魂のゆくえ

「輝かしい未来は 胸の中で咲く花のよう
そこで揺れたものは 魂のゆくえと呼ばないか

どこでこさえたんだ その傷は なんだか見てられぬ
何かの間違えじゃないだろか あぁ何も言わないで

戻れなくなるなら 飛び出さずに逃げて
思い出せなくなる 心のドアを閉めて

ここで会えるならば 扉を開けましょう
夕暮れに溶けても 凍らぬ思いを抱いて あぁしょっぱい涙

散らかりきる世界はここだけじゃないそうだ
君は知ってたんだ 勇敢なリズムで歩んでた

そうか君はここで 前の方を歩いてた
傷だらけになったら 明かりを照らせよ

まぶしくもない さみしくもない
この世界を照らせ太陽
何処まででも追いかけるよ
時が流れ落ちても

輝かしい未来は 胸の中で咲く花のよう
そこで揺れたものは 魂のゆくえと呼ばないか 」


もう……号泣。
ひとり、ゴーキュー。

この世界は、まぶしくもない、さみしくもない、と言いきりながら、
しょっぱい涙も流しながら、
傷だらけになって、照らされて。
それでも、なぜ、力強いのだ、この曲。

人生みたいだ。

揺れに揺れた、わが魂。

その、魂のゆくえ…

真っ暗に見えていたつい先日の、
霧は晴れた。



ライブに行ったのは、
ほのさんの2歳2ヶ月のお誕生日の日。

かあさんは、
ほのかあさん2年2ヶ月のプレゼントをもらったよ。

会場に着いた時は、
こんなギリギリの状況で出かけてきた自分たちは
きっと「特別」なんじゃないかと思っていたけど、
サイコーのMusicに酔いしれた後、
ここに集まったひとたち、
この世の中の人たち、
みんなみんな、
いろんなことを抱えながら、生きてるんだ、
と、思った。

ありがとう。




ところで。
先日購入した雑誌の、
この時期にはよくある、
「来年の運勢大予想」的な特集で。

単なる12星座占いではなく、
同じ星座を「ソフト」と「ハード」に分けたユニークなものが。

どれどれ。

かあさんは、双子座。

「ソフト」か「ハード」かを、はじめに診断。

テストせずとも、なんとなくどちらかわかっていたが……

テストの内容は
・自分を追い込んで頑張るのがわりと好き
⇒そうでもない 0ポイント  わりとそうかも! 2ポイント

・マジで怒るとパンチの効き過ぎたひとことを言ってしまう
⇒そんなことない 0ポイント そうかも! 1ポイント

みたいな。

んでもって、かあさん、
当然の「ハード」タイプ。

葛藤をバネにする飛躍タイプ。
常に敵は心の中にアリ、
だそうな。

で。
ハードな双子座。
基本性格は……
「舌鋒鋭い切れ者で、ライバルがいるほど頑張る。
アイデア豊富、機知に富むが、気持ちが変わりやすく、
まったく悪気なく、人を裏切ることも」

来年の運勢は。

「言葉を選びつつ主張を続けろ。
おじけづかずに、挑戦しろ」
と……。

ラジャー。
来年も、ハードに、行きますか。
はい、ほどほどに。

「ハード」に、ね。_f0199379_13332954.jpg

はい。こちら、かあさんのハードを受け継いだ、ほのかです。

今日は、冷えるんで、
湯たんぽ入れました。

さて、湯たんぽは、どれでしょう……。


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by honohono1017 | 2009-12-21 13:38 | Event
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