ほのさんのバラ色在宅生活 |
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朝イチでほのさんがお風呂に入っていると、
ピンポーン、と、荷物が… 実家の母以外に、 こんなにあたたかい、田舎のばあちゃん的な荷物を送ってくださる おねえさまがいるなんて、ありがたや。 中身は… 手作りミソ、玄米、ローリエ、地のり、栗のお菓子… そして、ほのさんにも。 マトリョーシカとアヒルさんのかわいいアップリケ。 思えば、このおねえさまとの出会いのきっかけは、 例の、法律改正の時。 実際にお会いしたのはたった2度きりなのだが。 かあさんは、(一方的に)おねえさまに、惚れている。 人を形容するには、 色んな言い方があるけれど、 おねえさまは、 とっても「豊か」な、お方。 すこぶるお忙しく、出張なども多いのに、 ナツメを蒸したり、玄米を精米したり。 ガーデニングなどもなさっているご様子。 もちろん、お仕事ぶりも、すばらしい。 世の中の、いろんな問題を、 ご自分の目で、ちゃーんと、見ている。 そして、伝えている。 その上、ちょっと、おもしろい。 そんな、つながりのかあさんとほのさんに、 こんな荷を作って、送ってくださるなんて。 かあさんは、このあったか小包を受け取って、 少し、反省した。 自分の、余裕のなさに。 かあさんの実母は、とても料理が上手だ。 家族に体にいいものを食べさせようと、 毎晩、ひじきだの、切干だの、いわゆる「おふくろの味」を たくさん作ってくれた。 そんな環境で育ち、かあさんも未だに「マ○ク」などの いわゆるファストフードは食べない。 かあさん自身も料理は好きで、 フードプロセッサーで野菜スープを作ったり、 ドレッシングまで自分で作るほどだった。 だけど。 今は、ほのさんを理由に、 手の込んだものを作ることも少なくなった。 明らかに、「食」をおろそかにしている。 カラダや精神は、 明らかに、「食」で、作られる、のに。 貧しいのは、 「食」ばかりではない。 精神的余裕のなさから、 おともだちは愚か、 両親にも、なかなか電話の1本もできない、自分。 かあさんは、ほのさんを産んで間もなく、 あまりに突然の出来事でアタマの整理が付かず、 鬱と診断された。 欝は、辛かった。 ベッドから、起き上がる気力も無い。 起き上がっても、着替えることが出来ない。 なんとかスーパーにいっても、何を買ってよいかわからない。 健康な状態では考えられない、不自由さ。 そんななか、かあさんは、 たったひとつでもいいから、 かあさんらしいことを、 NICUにいるほのさんに伝えたかった。 起き上がることも苦痛、 着替えることも苦痛… それでも、 ほのさんに毎日会いに行くときだけは、 自分の大好きな洋服を着て、 疲れ果てて見えないように、 やつれて見えないように、 キレイにして、 身支度して、 会いに行こう、 それだけはどんなに辛くても、守ろうと決めた。 それから、 小児科に移っても、 退院してからも、 おうちから一歩も外に出ない日々になっても、 いつでも、きちんとした格好で、 身支度だけはすることにしている。 そして、ほのさんにも、 ほのさんの好みのセンスができるように、 毎日、毎日、可愛く身支度をさせる。 身支度は、 こころをも、整える。 食も、また然り。 お金では買えない、豊かさを、 かあさんは、ほのさんに教えなきゃいけない。 この「豊か」なおねえさまのように、 「豊か」な生活と、心遣いができるように。 さて、ほのさんは、すでにお昼のミルク中。 かあさんもそろそろ自分のランチタイム。 食パンかじって終わり、生活に、 今日こそ、終止符を。 ポチッとな↓ にほんブログ村 にほんブログ村
by honohono1017
| 2009-11-16 11:41
| Goods
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