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ほのさんのバラ色在宅生活


低酸素脳症、人工呼吸器をつけた娘とのナナコロビヤオキ的泣き笑いのバラ色在宅ライフ
by honohono1017
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日が暮れる前に

宇都宮にある、重症障害児レスパイト施設「うりずん」についての番組の再放送を見た。

3週間ほど前にも放送されて、見逃したかあさんは、何人かの方に教えてもらっていた。

今日までに、ホームページなどを調べて、資料を読んだ。

すばらしい、思っていたが、
今日の再放送を見て、本当にすばらしい!と思った。

人工呼吸器をつけて在宅生活を送るお子さんの往診をなさっていたクリニックの高橋先生が、
毎回、往診に行くたびに、お母さんが疲れきったお顔をなさっているのを見て、
自分が、預かり施設を
「やるしかない!」と思われたのだそうだ。

やらない理由を考えるのではなく
やる理由だけを考えた

そうだ。

並大抵のことではない。

現行の制度にはのっからなかったこの預かり施設。
採算が会う見通しのないままはじめた事業。
高橋先生が何度も宇都宮市の障害福祉課に出向いていかれて、
その必要性を訴えられたという。

宇都宮市障害福祉課長は、
「診療所の個人の先生が熱い思いで事業を展開しようとしているということは
市としてこの事業を手がける必要性があると感じた」と話す。

高橋先生の熱意もさることながら、
この事業に市としてお金を出そうと決めた宇都宮も、すごいと思う。
現在10名程度のお子さんが利用されているということだから、
宇都宮の大勢の子どもたちの中の、10名のための、事業なのだ。

高橋先生のような先生は、本当に、稀だ。
だからこそ、役所も先生の熱意にうごかされたのだろう。

ただ、事業として必要性を感じなければならないのは、
「個人の先生が熱い思いで動いているから」ではなく、
そこに、人工呼吸器をつけた子どもが自宅で暮らしているから、そんな子どもの育児をしている親がいるから、
ではないんだろうか、と思う。

第2の高橋先生が、ほのさんの近隣に現れてくれるのを待っていたら、
日が暮れてしまう。

しかし、家族の声だけでは、どうにもならない。

支援ってなんだろう、と
今日も、思う。

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by honohono1017 | 2009-07-29 18:17 | normalization
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