さんざんな結末…

午前中、無事、なつかしのお部屋に入院したほのさん。
窓際特等席で、明るいよ。



到着して、体重を測定。
ついに１０キロ超…
看護師さんたちにも、お姉さんになったね～といわれ、
ご満悦ほのさん。

よかった…

なんやかんや、ベッド周りを整えて。
寒がりほのさんは、マイお布団一式をいつも持参。
それから、愉快な仲間たち（人形）も厳選して何人か。
「お～、ほのかグッズ！」と看護師さんたちも懐かしそうに…

11時のミルクの時間となり、用手排尿、吸引、体交…
いただきますをして、
ほのさんとあらためてお約束。
「かあさんは、毎日来るから、
きっと新しいお友達もできるし、
おりこうさんにお泊りすることを約束してね…」

かあさん、そんなに何度も言わなくても、わかったよ～。

ほのさんが聞きわけがよければ良いほど、
別れがたく…

しかし、心を鬼にして、じゃあね～、また明日！


それから、大好きなＥ相談員さんをたずね、
カンファやシンポの相談を小1時間。

それから、バスに乗って、
ほのさんの病室を見上げて大きく手を振り（怪しいおばちゃんだね…）
今回の4日間のかあさん的目標
「とにかく、遊ぶ。たくさん考える」
を実行するべく、大都会、ＴＯＫＹＯへ…

ミニシアターで公開中の「精神」という映画を見たかったが、
すでに、時間がないので、諦め。

まず、大きな本屋をはしご。
ゆっくり本屋で過ごすのも久々だあ。

その後、またまたバーゲンか？とも思ったが、
目の毒だし、
なんだかせっかくの時間がもったいないので。
よし。
久しぶりに、歩こう。

ちょうど朝顔市をやっている神社をめざす。
とうさんとかあさんは、この神社のすぐ隣で働いていた。
まあその、「出会いの場所」的な。
お昼休みになると、天気の良い日は同期のＩさんと、
この境内でグチりながらお弁当を食べたっけ。。
思い出いっぱい。



朝顔やみみづく、いろんな出店を見て夏市を満喫。

その後、もう少し足を伸ばそうかとおもったが。
パラパラと雨が落ちてきたので、
さきほど本屋でリサーチ済みのカフェへまっしぐら。
かあさんがこの街を「庭」としていたころは
なかったお店。

店内は、マイパソコンでカタカタしてる人が何人か。
いかにもアパレル関係っぽい2人組みが打ち合わせの雰囲気で。
う～ん、いまどき。

窓に面したカウンター席を陣取り、
そういえば、お昼ご飯食べてなかったけど、
すでにおやつの時間も過ぎていたので、ここは…



さきほどの雨も止み、
この飲み物を飲める優越感に浸るには最適な日差しを浴びつつ。
ほのさん、かあさん、やってるよ～

なんだか、こうしていると昨日までの生活がウソみたい。
ほのさんがくれた夏休みが、
貴重だからこそ、とことん楽しめる。

ムシムシシた今日は、コロナも水のごとし。
ノートに書いたり、考え事したり、通りすがりの人を眺めたり。
カフェタイムの醍醐味を味わう…

その後。
夕食は仕事終わりのとうさんと約束していたのだが。
それにはまだ時間があるので。

結局、ちょっと「見るだけ」を自分の中で小さく宣言して、
よく通ったお洋服やさんへ。
幸い、心底惚れこむものには出会えず。

そこへ、とうさんから電話。

とうさんのバイクに２ケツして、
お気に入りのビストロを目指す。

ところが…
お休み。
なんということだ…

そこから、どつぼにはまった、とうさんとかあさん。

バイクで思い当たる限りのお店へ走る。

スペイン料理、イタリアン、トルコ料理、中華、またまたイタリアン…

2人の苦手なお肉中心のお店だったり、
お値段が張りすぎだり、
雰囲気がＮＧ…

あたしたち、今日、本当に美味しいものにありつけるのだろーか。
どーなんだろーか。

ここまで来ると、開き直って、とことん探そう、と。

じゃあ、次は、いつか行列が長すぎて食べ損ねた
「親子丼」の店を目指そうと。
（鶏肉は食べれます）

じゃあ、行くよ～。
あいよ～。
と、バイクを走らせていると。
交差点角に、気になるお店発見！



なんだか、吸い込まれるような、赤い扉。
デビットリンチのようなフシギな雰囲気もあり…。

言うまでもなく、吸い込まれたとうさんとかあさん。

美味しい、お料理の数々。







何品かは、かあさんうっかり撮り忘れ。

お店の方との美味しい会話も弾み。
探した甲斐あって、出会えたことでうれしさも倍増。

かなり、お腹いっぱいで。
胸もいっぱいで。

じゃあ、帰ろうか。
帰ろう、帰ろう。

バイクに乗って、走ることわずか…

ガガガガッ…



なんと。
チェーンがはずれる！という事態に…。。

保険、はいってて、よかったよね。
そうだよね、よかったよね…

ほのさーん、ほのさーん。
とうさんとかあさん、災難だよ～。。
笑っておくれよ～。。

おっきなトラックにシェルパをつんでもらい、
狭いトラックに、３人肩を並べ。

途中、運んでくれるお兄さんに、
「学生さんですか」と聞かれ。
そ、そうだよね、こんな時間にバイク乗って。
かあさんはもちろん、
とうさんも、仕事帰りとは思えないじゆ～な格好で。

「あ、いえ、夫婦なんですよ。
三十路+Ｏ歳で。コドモもいます…」

「え～、そうなんですか。」

というところから、なぜかお兄さんの恋愛相談にのるというヒトコマも…

なにやっとんじゃ～、われ。

とにかく、バイクは壊れたものの、
お兄さんの安全運転ｆでおうちまでラクチンに運んでもらい。

久しぶりにたくさん寝たかったとうさんとかあさん、
結局、就寝は１時過ぎ…

いいよ、ほのさん、笑ってくれよ…

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