ほのさんのバラ色在宅生活


低酸素脳症、人工呼吸器をつけた娘とのナナコロビヤオキ的泣き笑いのバラ色在宅ライフ
by honohono1017

<   2010年 02月 ( 27 )   > この月の画像一覧

ケーキまでに、復活だ!の巻。

今朝の、ほのさん。

明け方から、どうも変な声を出しているなあ、と思ってた。

いつも通り、朝7時からミルクを飲み始めたけど、
どんどん心拍が高くなって、
声もますます大きく、悲痛な叫びに……。

ここのところ、お腹の調子がよろしくなかった。

うんちが出たいのだけど、
すっきりと出ず。

ごちそうさまをして、8時半。
いつもより早く、オムツを開けてみる。

自分で、うんちをしていた。

ってことは……来るぞ、こりゃ。



ほのさんは、だいたいいつも、
ヒーッ踏ん張って、「うんちしたいサイン」を出すので、
すかさずお腹を押してあげると、
ムニューっと出てくる、というパターン。

自分でしている、ということは、かなりのゲーリーなのだ。



お腹を押してあげたけど、それ以上は出てこなくて。
おかしいなあ……と思いつつ。
サササッとおしりをあたたかいお湯で洗って、
おむつを閉じた。

心拍も一旦さがってきたので、
いつも通り、吸引して、体位交換して、
蒸しタオルでお顔を拭いた。

すると。


みるみるまた心拍があがって、
踏ん張り出した。

やっぱり……。


それから、雪崩のようにうんちがむにゅむにゅ出てきて。

何度もペットシーツを交換して、
おしりを洗っては、むにゅー、
洗っては、むにゅー、
の、いたちごっこであります。

あまりにいっぱい出てあふれてしまい、
毛布にべっとり(涙)


とうさんがお仕事の土曜日の午前中は、
できるだけ、何にもせずのんびり過ごすことにしているのだが。

苦しむほのさんの汗を拭き拭き、吸引、
おしりを洗っては、シーツを換え、
毛布を手洗い……
どっちみち、ゆっくりはできないと、
結局、なんだかんだと家事を……。



あっちゅーまに、お昼じゃ。

いいのだよ、ほのさん。
かあさんは、そのために、いるのだから。

今は、相変わらず辛そうな声を出しながら、
カイロでお腹をあっためて、
水分補給のソリタ水を飲んでいるほのさん。

辛かろう。



昨晩、ほのさんが「これにして」と言っていた、
ひなまつりケーキの予約の電話をしたら、
結構、予約がいっぱいで。

結局、品切れでないのは、今日。

ほのさんよ、今日の午後、
ほのさんの、ひなまつりケーキが届くのよ。

それまでに、復活、しようね。


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by honohono1017 | 2010-02-27 11:48 | Condition

それぞれの、おひなさま。

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もうすぐ、おひなまつりです。
ほのさん、わくわくです。
ほのさんの、おひなさま、とってもきれいでしょ。

そのむかし、とうさんとまだ結婚する前、
「おひなまつりは、女の子のおまつりだから」
といって、かあさんに、
桃のお花を買ってくれたことがあったけ……・

まずい、遠い目をしちまった……。

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訪問看護師のAさんが、今日は編みこみをしてくれた。

ううっ…かあさんよりはるかに、ウマい。

それもそのはず、お嬢さんが小さいときに、
よく編みこみをしてあげていたんだって。

そして、Aさん、「マイ雛」を今年、お買いになったそう。

Aさんの年代の方は、
こどもにはおひなさまを買ってあげたけど、
自分が幼いいときには、
自分用のおひなさまを買ってもらえるような時代ではなく、
だから、今になって、ご自分用の
「マイ雛」なるものをお買い求めになる方が多いそうな。

なんだか、とってもステキなお話だなあ、と。



女性は、いつになっても、
おひなさまに特別な思いがある。

幼いときに、おかあさんと一緒に飾った思いで。
お嫁に、行くとき。
お嫁に行って、娘に飾ってあげるとき。

そして、マイ雛……。

Aさんも、ステキなお雛祭りが過ごせますように……。


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by honohono1017 | 2010-02-26 15:28 | Goods

使用前、使用後?

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使用前、使用後、では、ありませぬ……。

ちょうど、1年前くらいのほのさんと、
今日の、ほのさんです。

あたたかくなってきたので、
引っ張り出してきて、着せたお気に入りカーディガン。

ピン留めも、おんなじのを、してみた。

こうしてみると、
ホント、お姉さんになったのね。

1年前は、明らかに、首がないし、
アゴ、もないし、
なで肩だし、
凹凸のないお顔をしていた、ほのさん。

あどけなくて、かわいかった~。

今は、お顔もシャープになって、
ほんわかさんではあるけれど、
ちょっと、凛々しくなったかな。 



どんどん、変わっていくほのさん。

毎日、成長ぶりを、見逃さないように、
しなくちゃ、ね。



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by honohono1017 | 2010-02-25 14:48 | History

マイルドチョコ味、ではない。

ほのさんの、おともだちから小包が届いた。

ゆうパックのお兄さんから受け取って、
爆笑。

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だって、ハコが「シスコーン」(爆)!

「ハコがこんなのしかんくてごめんなさい!!」
って書いてあったけど、なんだかとっても、和んでしまった。

ほのさんには、
「中身はマイルドチョコレート味じゃないよ」
って必死に説明したけど。

こんな、ちょっとしたことで、
日々の生活は楽しくなる。

まだお会いしたことのないおともだちだけど、
きっと、ステキな方なんだろうなあ。

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by honohono1017 | 2010-02-25 12:29 | Goods

荒井良二さんからの、ほのさんだけのストーリー☆

昨日は、我が家3人、本当にカンゲキの出来事が。

ほのさんはもちろん、とうさんもかあさんも
大好きな絵本作家がいる。

荒井良二さん。

はっぴいさん」の記事は以前にも書いた。

たまたま、はじめてほのさんのために
図書館で絵本を借りようといったときに、
この「はっぴいさん」を見つけて、
かあさんが幼い頃から、現在に至るまで
であったことのない絵とストーリーに一目惚れし、
そのあと、すぐに購入。

続けて、
「たいようオルガン」と
「バスにのる」
も買ってあげた。

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荒井さんの絵本の魅力は、まずその色彩感覚。

「おじさん」(失礼…)の域にはいった大人が描く絵とは思えない。

リアルな世界からは程遠い情景を、
こどものこころそのままに、
自由に、楽しく、
そして時々、深い悲しみや影が見え隠れする。

でも、いつも、希望が満ち溢れている。
エナジーが、満ち溢れている。

読むと、ガッツ満タンになるのだ。

そんな世界観のなかで、
重要なのはストーリーではない。

同じことばの繰り返し、
同じようで少し違うことばの繰り返し。

本を読んでいるというよりは、
ことば遊び、あるいは歌を歌っているような、
ウキウキとした感じ。

決められた方向が無いので、
読むその時々の気分で、
いろいろなストーリーが自分で作り出せる。

そんなステキな荒井良二さんが昨日、
新作絵本「モケモケ」の公開インタビューを、
絵本が読める小さなカフェで行った。

かあさんは、できることならほのさんを連れて、
荒井良二さんにひと目お会いしたかったのだが、
そうもいかない。
ほのさんがトーキョーまでいくのは、
かなりの冒険。

だから、仕事帰りのとうさんを派遣した。



会場は、その名の通り、「小さなカフェ」で、
このイベントの定員20名が鮨詰めだったそうな。

とにかく、持参した「はっぴいさん」と「たいようオルガン」に
荒井さんのサインを頂いてきて、
とのミッションを全うしなければ、
帰っても家に入れない、とうさん(ウソ)。

でも、ほのさんもかあさんも、
かなり、かな~り、楽しみにソワソワして待っていた。

定刻よりも1時間も延長した公開インタビュー。

参加者は我が家のようなファン、というよりは
関係者などが多かったようで、
とうさん的にはわからない話も多かったらしく。

それはともあれ、兎にも角にも、
サイン、サイン。

1番前に陣取って、会が開けるやいなや、
「荒井さん、すいません」と言って、そそくさと。

すると、荒井さんはとっても感じよく、
さらさらっとサインをしてくださったそうな。

そして、
「あたしははっぴいさんをしってます。
ぞうばすにものっていろんなところにいってるよ
ほのか」
と、一生懸命ほのさんが、
ほのさんの本「ほのさんのいのちを知って」に書いて、
それを荒井さんにお渡しした。

荒井さんは少し驚かれて、
でも、がんばってね、と。



そして、いただいたサインを持って帰ったとうさん。

ワクワクしながらほのさんと開けると…

「はっぴいさん」には……
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かわいいはとのイラストが。

かわいいはとを見た、ほのさん。
あれ~、あたし、はとさん知ってるよ、と。

そうそう、「はっぴいさん」の中に、
はとさんが出てくるの。

そして、
「LOVE & PEACE + ( ? )」
という、ステキなメッセージが!!



そして、そして、
「たいようオルガン」の方は……

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もう、これを見て、
ほのさんも、とうさんかあさんも、
涙ぐんでしまったよ。

「たいようオルガン」に出てくる
「ぞうバス」が走っていて、

「ほのさんの!たいようsound ずっと
みちいろいろ」

と描かれていた。


絵本の中で、「たいようオルガン」が鳴る、ということは
すなわち太陽がさんさんと照って、
世界を照らし、
全ての原動力となるもの。

夜になると、「つきオルガン」にかわって、
しずかな、しずかな夜となる。

そんな中を、ぞうバスが走り回って、
橋を渡ったり、
「ビル いっぱい くるま たくさん」のところや
「ウシいる ヤギいる やさいある くだものある」のところや
いろんなところを、旅する。

ときどき、雨も降る。

そして、かならず
「どうぞどうぞ のったりおりたり」
なのだ。


ほのさんは、この「たいようオルガン」を読みながら、
ぞうバスに乗って、好きなところに旅して、
途中下車したり、
バスの中でのんびりしたりして、
楽しんでいる。

「たいようオルガン」は、
「せいめい」の象徴ののうな気がしていた。

とても、力強い。

そして、ときどき雨が降って、
「たいようオルガン」が聞こえなくなるときもある。

静かな「つきオルガン」に変わるのも、よい。

そんな、おはなし。

あくまで、ほのさんと、かあさんの、
解釈、遊び方。


だから、

「ほのさんの!
太陽 sound ずっと
 みち たくさん 」

そのメッセージの、なんとすばらしいことか☆


お気に入りの絵本に、
ほのさんだけのストーリーが加わって、
またひとつ、読む楽しみが増えた。

すてきな、すてきなプレゼントを、
ありがとう。
荒井良二さん。

ほのさんの、
我が家の、
たからもの。

新作絵本の「モケモケ」も、
楽しみにしています。



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by honohono1017 | 2010-02-24 12:11 | Goods

得たものは、希望。

ここのところ、お誕生日でもないのに、
たくさんのプレゼントをいただく、ほのさん。


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みなさん、ほのさんの本を読んでくださって、
ほのさんに、「ありがとう」と言ってくださる。

ほのさんとかあさんの方が、
「ありがとう」といわなければならないのに。

ほのさんの大好きな、髪飾り。
新作マトさんも!

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そして。

かあさんが小さいときにも繰り返し読んだ、
古田足日さんの絵本。
ご本人の、サイン入り。

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「おしいれのぼうけん」は、
図書館で借りて読んだ記憶がある。
いい本というのは、読み続けられるのだなあ。

自分が幼いときに読んだ本を、
ほのさんに読んであげられること、
ほのさんに読んであげながら、
かあさん自身も、読みなおすことができること、
なんと感慨深いことだろうか。



そして、
ほのさんの本「ほのさんのいのちを知って」の
感想も、たくさんいただいています。

この場を借りて、みなさん本当にありがとうございます。

その中で、本当に、本当に、
励まされた言葉を、
このブログを読んでくださっているみなさまにも、
お伝えしたくて。

「帆花さんは これから伸びていく新しいいのち
つまり成長していくいのちです。
まわりの人々が見つめているのは未来です。
理佐さん(←かあさんです)が苦しみながら得たものは 希望です。」


かあさん自身、ほのさんとの毎日を、
希望を持って、明るく楽しく送っていても、
その様子や、気持ちを、
「希望です」と言っていただけることは、
なんとありがたく、
力強い思いがすることだろうか。

また、ほのさんの在宅生活は、
たくさんの方々に支えられていることを
あらためて思う。

病院の先生や看護師さん、相談員さん、
往診の先生とスタッフのみなさん、
訪問看護師さん、
ヘルパーさん、
マッサージの先生、
地域の保健師さん、役所の方々、
医療機器のメーカーさん……
そして応援してくださるみなさん。

ほのさんにかかわってくださるみなさんが、
ほのさんの未来を見つめて、
日々、助けてくださっていること、
それを思うだけで、こころがホカホカしてくる。

そうして、ほのさんは、
みなさんの気持ちを一身に受けて、
スクスクと成長している。

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by honohono1017 | 2010-02-23 12:34 | Life

だっこ、だいすき。

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きょうは、かあさんのおひざのうえで、すごしたよ。
やっぱり、だっこは、たのしいな。
かあさんも、
ほのさん、たのしいね~、っていってたよ。



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by honohono1017 | 2010-02-22 17:13 | Life

魔法の、お膝。

I県から、はるばる遊びに来てくれた、
ほのさんのおともだちの、すみちゃんのママ。

ほのさんよりも4キロ重いすみちゃんを、
毎日抱っこしているだけあって、
抱っこがとっても上手。
そして、すっごく優しくて、
ほのさん超ウットリ……。

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とっても居心地の良いお膝。

なのに……。

ほのさんったら、
楽しみにしすぎて、
興奮しすぎて、
すぐにおしっこしたくなっちゃって、
真っ赤になって、
ベッドにとんぼり帰り……。

また、抱っこしてね。

今度はすみちゃんに、会いたいな。


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by honohono1017 | 2010-02-21 17:27 | Event

在宅療養者の医療材料提供について  その2

このような研究をみつけた。

「当院における在宅療養者への医療材料提供の実態と課題に関する研究」
秋田大学医学部保健学科紀要14(2):38-46、2006


ほのさんの病院の、医療材料提供に関する変更を前に、
色々と参考になることが調査されていたので、
簡単に整理しておこうと思う。

以下。

<最近の病院の医療材料提供に関するシステム主流>

SPD(Supply Processing &Distribution:病院内物流センター機能)
医療最良使用(消費)に基づく医療材料補充を原則として、
☆診療報酬請求の漏れを防ぐ
☆医療材料費の無駄をなくす

SPDの効率稼動のためには……
SPDの担当者だけではなく、会計担当者、
患者への直接医療材料を提供する医師や看護師それぞれが、
患者ニーズと帆k年t年数を十分理解すること、
診療報酬請求にズレや医療材料提供に過不足が無いようにする必要。


しかし……
SPD⇒経済上の効果、効率化 ≠ 療養者の安全・安心な提供
という問題点。


<調査の目的>
当院で医療材料提供を受けている療養者に対し、
アンケート調査を行い、
医療材料提供の実態と今後の課題を明確化。
今後の在宅療養支援の一環としてより良いサービス提供の指標とする。

<医療材料提供の問題点>
管理上の問題点
①診療科毎に異なった様式の請求伝票を用いている
②医療材料名も統一して使用していない
③提供量も対応する医療者によってまちまち

原因は……
①在宅療養に対する医療者の認識不足
②SPD、会計担当者との連携が十分でない

療養上の問題
①退院時の指導が、入院時とほぼ同じの手技、消毒方法である
②在宅療養に見合った指導がなされていない
③経済面への配慮も不足


<医療材料提供内容について>
☆今回の調査において、
指導管理料の5割が医療材料の経費として利用可能
実際利用している医療材料の金額は全体の3割

ほとんどの対象が利用金額内でおさまっている

☆利用可能金額をオーバーする理由
①医療処置が頻回である
②単価の高い医療材料を使用している
③医療機器賃貸料が高い
④過剰な医療材料提供が考えられる

⇒本来、①②③のために、
診療報酬上「特別加算」があり、
使用する医療材料に見合った点数が加算される仕組みになっている


<提供医療材料の「標準化」という考え方>
☆「ばらつき」を無くしたい病院
「ばらつき」とは……
①一人当たりの利用平均数にばらつきがある
②療養者の状態によって、種類・サイズ・規格が異なる
③同じ使用目的でも単価高×少量、単価安×多量の場合がある

これらの「ばらつき」を無くし、
提供医療材料の定額制、
業務の簡素化を図るため、
「指導管理料」に基づいた提供医療材料の標準化
への取り組みが。

例えば。
「在宅人工呼吸指導管理料」を算定している人は、
吸引のカテーテル、アルコール綿などの医療材料の、
種類、量などのセットを作って、
どの人にも同じセットを提供する。

しかし……。

療養者との面接を重ねていくうちに、
複雑な医療処置を要する場合が多く、
個別性を考慮すると必ずしも適切でないことが明らかとなり、
「標準化」導入には至らなかった。

管理、経営上の観点のみで、
利用率の少ない医療材料を代替品へ交換、
同じ材料でも安価なものへ変換、といった方策をとるのは、
療養者にとって必ずしも有益とは限らない。


そこで。

地域連携看護師が、療養者個々の医療材料・医療処置に関する情報を集約
⇒SPD,会計担当者を含む各職員と共有することで、
療養者の状況と必要な医療材料関連について共通認識することができた。

つまり。

療養者の個別性にあわせた医療材料選択と、
管理・経営上の方策の両方を考慮した、
医療材料提供を行うことが可能。



<医療材料提供システムと今後の課題>

医療材料提供についての説明を受けた者は、
全体の8割以上であったが、
「提供される医療材料の数量と料金」
「診療報酬と医療材料提供の仕組み」については、
半数を下回っていた。

☆療養者自身が診療報酬や提供の仕組みを理解した上で、
必要な医療材料の内容、数量を決定することが重要

☆療養者のため、と限りなく提供するのではなく、
在宅での療養状態や環境に合わせた医療処置を適切に指導する必要。



以上。




ほのさんが退院の準備をしている時、
在宅で必要と思われる医療材料を、
かあさんは、リストアップして
病院に提出した。
医療材料の種類、数とも、
ほぼ希望通りだったが、
院内で使用していた、口腔ケアに使う、
滅菌綿棒だけは、どうしても認められなった。

ほのさんに提供される医療材料は、
おそらく点数の範囲内であるから、
どうしてもその滅菌綿棒を提供して欲しい、と頼んだが、
「口腔内にトラブルがあるため、
滅菌綿棒で1日何回口腔ケアをしなさい」というような
医師の支持があるわけではないので、
提供するわけには行かない、
点数の範囲内だからと言って、
なんでも希望するものが提供されるわけではない、
といった旨の説明を受けた。

かあさんは、なんとなく腑に落ちなかったので、
それでは、各医療材料の単価を示して欲しい、と
要求したが、
それは公表するものではないといわれた。


結局。
在宅生活をはじめてみれば、
ほのさんの口腔ケアに「滅菌」の綿棒が必要でないことは
すぐにわかったし、
歯がはえてくれば、歯ブラシを使う…というように、
成長に伴って、使用する医療材料も変化していく、
ということを経験から理解した。

それならば。

あの、退院準備の議論のときに、
院内と在宅では、「清潔」「不清潔」の考え方が違う、とか、
みんさんはこういったものを利用して、ケアしてます、
などというアドバイスをもらうことができたなら、
滅菌綿棒にこだわって要求することなどなかっただろうと思う。

それでは、
各医療材料の単価については、公表するものではない、
ということは、どうか。

今回の、医療材料提供の変更をきっかけに、
実際にほのさんの医療費が毎月どれくらいかかっているのかを
知るきっかけになったし、
これだけ高額の医療費がかかっているにもかかわらず、
公費負担があるおかげで、
楽しい在宅生活が可能であることを知れば、
有難いこと、なおさらである。

そして、無駄な医療材料の提供を受けることは、
避けなければならないことであると良くわかる。

これらのことをきちんと理解するには、
きちんとした情報の公開が、必ず必要だろう。

きちんとした情報の公開ナシに、
「標準化」します、と言われたならば、
結局は、病院の経営重視なのか……と思わざるをえない。


ほのさんの病院の医療材料提供の変更は、
4月から実施されるものであり、
それまでは「移行」の時期として、試してみて、
十分話し合いながら検討したい、との説明を受けているので、
かあさんの懸念は無用のものかもしれないが。



医療材料の提供の違いによって、
在宅生活を選択することができない理由になってしまうのは、
本当に悲しいことだ。

そのようなことがあってはならないが、
この問題は、経済的な面だけのことではない。

日々、ほのさんのケアでめいっぱいな毎日の中で、
医療材料のことでアタマを悩ますことは、
実は大きなストレスとなる。

ほのさんは24時間サチュレーションモニターをつけている。

そのサチュレーションを測る、
指に巻く部品「プローブ」は、月2本提供されている。

だが、これが、足りなくなる月があるのだ。

人工呼吸器をつけていて、
まして、自発呼吸が全く無いほのさん。

「足りなくなった」と連絡すれば手配してはくれるのだが、
このプローブが夜中に機能しなくなれば、
24時間対応とはいえ、必然的に手元に届くまで時間がかかる。

何時間かかるかわからない、不安。

大丈夫、とはわかっていても、
届くまでの間、絶えず顔色を見て、
胸がきちんと上がっているか確かめ、
時々、聴診する……。

眠れない。

やっと、届く。

そして、ほのさんとの日々がまた続く。

医療材料が「必要十分」であることの、意味の大きさ。

今月も、また足りなくなったらどうしよう……
そんな不安をかかえながら、在宅療養をすることは、
世話をするものにとって、本当に負担名ものなのだ。



医療材料の提供に関することにとどまらず、
ほのさんの医療に関わる全てのことに関して、
医療者と協力して、
お互いにきちんとした理解をもって、
進んでいけることを、心から願う。


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by honohono1017 | 2010-02-20 22:54 | Hospital

在宅療養者の医療材料提供について(固い……) その1

先日の通院時、小児科看護師長より、
ほのさん「物品」についての説明があった。

「物品」とは、ほのさんの在宅生活に必要な、
衛生材料のことで、毎月1回の通院時に、
病院からもらって、帰ってくるものだ。

その衛生材料の内容が変わり、
病院の管理の仕方が、「小児科」は小児科、
といった科ごとの管理ではなく、
院内統一に変更になるということらしい。

これまでは、外来診察が終わると、
小児科において。決められた物品を受け取る際に、
これは今回はいらない、とか、
これを追加して欲しい、
などと相談しながら、
その場で調整してもらっていた。

だが、この4月からの変更において、
採用する物品などを院内全ての科において統一するため、
増減なども、小児科だけの裁量では行えなくなるということ。

そして、具体的に、ほのさんに関係する衛生材料の変更は、
大きく、3つ。



① 気管切開部に使用する、滅菌Yガーゼの支給中止
⇒ 希望者には無滅菌のガーゼを支給

② 気管吸引用の蒸留水の支給中止
⇒ 水道水を用いる

③ 吸引ようのカテーテルの本数削減
⇒ 現状、口・鼻用(30本/月)と気管用(30本/月)
変更後、口・鼻用と気管用あわせて 30本/月


①について
創傷に関する現在の考え方では、ガーゼは用いない方向が最先端。
大人ではすでにガーゼを使用しないのが一般的。
ただし、子どもの場合、リークの問題などもあり個人差もあるので、
無滅菌のガーゼを支給。
これまでと同様の滅菌Yガーゼを希望する場合は、自費購入。

②について
一旦開封した蒸留水を、何日も使用するより、
頻回に洗浄して取り替える水道水の方が、より衛生的。

③気管に使用したカテーテルを、翌日、口・鼻にまわして使用



今後、事務のほうからも説明があるとの事だったので、
師長からは、変更の内容を、とりあえず聞いておこう、と思った。

の、だが。

帰ってから、よくよく考えて、
納得のいかないこと、多々。

ただし、かあさん自身も勉強不足のため、要リサーチ。

今回の説明で、ひっかかったこと。
削減ではなく、「標準化」である、と繰り返されたこと。

確かに、ほのさん退院後、
退院時に決定した物品の数そのものを見直そうということも無く、
あくまで、かあさんの判断で、
今回はいらない、今回はいる……
という微調整のみで行ってきており、
蒸留水などについて言えば、
もらう時に、一気にダンボールでもらって、
部屋が倉庫化し、
それがなくなった頃、また貰う……というような感じで。

そのほかのものでも、
これはこんなにいらんのだけども……というものもいくつかあり、
大丈夫なのか、このどんぶり勘定、
と心配にもなっていたから、
無駄をはぶくことには、おおいに賛成。

病院の経営も、どこだって厳しいことも、知っているから。

だけど。

Yガーゼの説明を聞いてもわかるように、
小児の特性をわかっていながら、
「標準化」する、
つまり、使用しない大人の方にあわせる、わけで。

それを思うと、
経済性重視としか思えないし、
これまで「滅菌」だったものを「無滅菌」というのにも
必要以上の抵抗が生まれ。



そもそも、ほのさんの医療費にかかる請求は、
どうなってるんだ、という話。


ほのさんには、「在宅療養指導管理料」が算定されている。

「在宅療養指導管理料」とは……
医学管理のもと、それぞれの在宅療養の方法、注意点、
緊急時の措置等に関する指導を行い、
併せて必要な衛生材料、保健医療材料を支給した場合に算定。

ほのさんは、人工呼吸器を使用しているから、
(1点10円 月1回算定)
在宅人工呼吸指導管理料   2800点 


そして、在宅療養指導管理材料加算というものも。
(管理料は重複算定不可だが、加算は可能……なハズ)
(1点10円 月1回算定)
人工呼吸器加算 (陽圧式)        6840点
酸素濃縮器加算              4000点
気管切開患者用人工鼻加算         1500点
在宅成分栄養経管栄養法用栄養管セット加算 2000点


単純計算して、17140点 × 10円 = 17万1400円(1ヶ月)
かかっている、計算になる(ヒョエ~、まじで。)

かあさんの見積もりがあっていれば、の話だが、
この17万1400円で、
ほのさんの衛生材料と、医療機器のレンタル代がまかなわれる、
というシステム(理論上)でしょう。

しかし、医療材料の種類や量に関しては、
診療報酬上、明確な規定や基準が無く、
「必要かつ十分な量」に対する判断は、
各医師、医療機関に委ねられているのが、実際のところ。




ほのさんの支給されているそれぞれの衛生材料が、
単価いくらなのか、
レンタルしている医療機器のレンタル代がいくらなのか、
わからないから、なんとも言えないけれど、
これまで支給されていた分と、レンタル代を合わせても、
この診療報酬をオーバーするとは考えにくい。

でも、無駄を省くことは必要なことであるから、
これまでよりも支給量が減るならば、
衛生材料費は確実に削減されるわけだから、
欲しい「もの」が支給してもらえない、ということには、
合点がいかない。


一方、病院の経営を考えたならば、
この診療報酬額の10割を、療養者の衛生材料費や医療機器レンタル代に
あてられるはずもなく、
いかに無駄を省いて、かつ必要十分な支給をするか、
というところなのだろうが。



なにはともあれ、
かあさんが、診療報酬や提供の仕組みを理解して、
無駄が無く、ほのさんに必要十分な、
医療材料の内容、数量を考えられるように、
リサーチは、つづく……。



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by honohono1017 | 2010-02-20 18:45 | Hospital


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