ほのさんのバラ色在宅生活


低酸素脳症、人工呼吸器をつけた娘とのナナコロビヤオキ的泣き笑いのバラ色在宅ライフ
by honohono1017
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紹介したい、ふたっつのこと。

7月にはいって、
ほのさんの中の「かえる」が騒ぐ頻度が、
減ったよーな。

しかし、相変わらず、
気圧なのか、湿度なのか、
痰が異様に多い日があったり、
よださん(←ヨダレ、ですよ)た異様に多く、
すぐにガラガラとうがいしているようになったり、
大忙しな、体調ですわ。

今朝は、ヘルパーMさんがおしっこをさせてくれて、
「おかーさーん、仕上げをしてくださーい」といつものように呼ばれ、
いってみる。

大半はヘルパーMさんがお腹を押して出してくれていて、
残っていたとしても、ほんのちょっと。

なので、「そんなには出ないテイ」でかあさんがお腹を押していると、
最初はちょろ、ちょろ……っと出て、
ああやっぱり、もうこれで終わりかな、と
最後の一押しをすると、

ジョッ!

と噴水のように立ち上ったおしっこが、
かあさんの手首めがけてヒット。

不意打ちだっただけにビックリはしたが、

ほのさんのおしっこなんて、
みずみたいに、きれいなもんよ。

とか言って、親バカサクレツ。


ま、ま、そんなほのさんの裏得意技は、
おいといて。


今日は、ご紹介したいこと、
ふたっつ。

ひとつ。

「どこ行くの、パパ?」 ジャン=ルイ・フルニエ
河野万里子 訳 白水社

という、本の紹介。

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この本は、最近知り合ったママのブログで
紹介されていたもので、
その日にアマゾンで注文、
翌日届いて、夕方、読み終えたという……。

筆者のジャン=ルイ・フルニエは、
ユーモア作家であり、
子ども向けテレビアニメの原作者であり、
200本近いドキュメンタリー制作なども手がけ、
長年に渡り、テレビ業界で活躍された、
1938年生まれの、フランス人。

しかし、1988年に、友人をガンで亡くしてから、
テレビの仕事から手を引き、
文筆活動をはじめたという。

華やかなテレビの世界に身を置いていたときには、
誰も想像しなかったことだが、
私生活では、2人の息子が重い障害を持って生まれてきたこと、
そのうち一人は、天国に旅立ち、
妻にも去られたことなどを、
この著書のなかで、初めて明かしたのだった。


かあさんは、彼がこれまでどんなアニメを作り、
どんなブラックユーモアを言って、
お茶の間を沸かせてきたのか、
全く知らないが、
この本を少し読めば、
彼の素晴らしいユーモアのセンスがわかる。

だが、かあさんがこの本を読み始めて、
最初に思ったことは、また別のことだった。



「外国にも、障害児って、いるんだ……」


考えてみれば、当たり前のことなのだが、
文化も生活習慣も違う外国に、
同じように「障害児」と呼ばれる子どもたちがいる、ということは、
なんだか考えてみたこともなかったし、
また、その障害児の「親」も、
日本人であれ、フランス人であれ、
同じようなことを思うものなんだと、
あらためて思ったのだった。


障害をもって生まれてきた兄弟、トマとマチューとの、
日常の生活の中での具体的なやりとりや、
父親としての正直な心のうちが書かれていると思えば、
「一人ならず二人も」障害児を抱えてしまった父親、
という立場を非常に客観的に語っている。


ユーモアは、根底に愛情があって、
そのことの真実を見抜いているときに生まれるものだ、と思うかあさんと、
ジャンが同意見かどうかはわからないが、
トマとマチューについて、
時にはドキっとするような表現をするのだが、
その表現が「障害」について現わしているから、というからではなく、
そんな「障害」を持っている我が子への、
温かいまなざしを感じるからこそ、
なんだかとても、胸が苦しくなってしまう。

だが、「ユーモア」たればこそ、
後味は、悲しくないわけだ。

そんな様子を、ジャンは、
自分に宛てて、
こんな風に書いている。



『おい、ジャン=ルイ。
おまえは自分のこともままならない小さなふたりのこどもを
冗談のネタにしたりして恥ずかしくないのか。

恥ずかしくない。
そんなことで、愛情は減ったりしない。』




ほのさんの、
頭の中にあるべき「脳」は、
生まれてきたのアクシデントによって、
「水」になった。

かあさんは、
そう説明されたとき、
まだ小さな赤ちゃんだったほのさんの、
その正体が恐ろしくてたまらなかった。

正体も、何も、ない。

ほのさんは、ただの可愛い、
赤ちゃんだったのだから。

だが、そこにあるべき「脳」が、
「水」になったということが、
どう受け止めるべきか、わからなかったのだ。



時は経ち、
ほのさんが、いかに可愛らしく、
愛すべき我が子であるのか、
心で理解した頃、
ほのさんの頭の中にあるものが、
何であろうと、構わなくなった。

構わなくなったどころか、
「脳」であるべきところに、
「水」があるほのさんが、
なんて、かわいらしいの、
そう、思うようになった。

そして、夏の暑い日に出かけるときなど、

おそとはあついから、
ぼうし、かぶろうね。
でないと、ほのさんのあたまのなかのおみず、
ふっとうして、おゆになっちゃうよ。

などと、とうさんと、
ほのさんと、
笑うようになっていた。


このユーモアの面白さと、
その裏にある苦しさと、
ほのさんに対する愛情を知らない人には、
「一体、何の会話なんだ」
ということに、なるだろう。

ジャンは、
トマとマチューの頭の中には、
「藁」が詰まっている、
と言っている。




ふたっつめ。

ちょっと前の、新聞記事。

もう4年半も意識をとり戻さない野球好きの弟と
その看病をする母のため、自分の夢のため、
鹿児島から甲子園を目指す少年、小湊剣心(コミナト・ケンシン)くんの記事。


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詳しくは、コチラ

剣心くんの弟は小学校6年生の秋、脳梗塞で倒れ、
ほのさんと同じような、眠りっ子になり、
今でも病院生活を送っている、
颯士くんという、とってもキレイなお顔の男の子。



かあさんとほのさんが、颯士くんのことを知ったのは、
2年前の夏、くらいだったか、な……
奄美で暮らす呼吸器っ子、
ほのさんの姉貴分、「おとめちゃん」のブログ。

おとめちゃんのブログは、 コチラ

おとめ母さんの綴るおとめちゃんの生活、
「おとめのたくらみ」は、
先に書いた、ジャンも真っ青になるくらい、
ブラックユーモアたっぷりで、
(ブラックユーモアと言うよりも、「毒」?……)
そして、ジャンに勝るとも劣らない、
我が子にかける愛情たっぷりの、
とっても楽しいブログ。

(おとめちゃんとおとめ母さんの話はさておき)
そこで出会ったのが、
ほのさんと同じような状態にある颯士くんで、
ほのさんもかあさんも、
もう勝手におともだち気分でいたところ、
6月26日の新聞記事に、
お兄ちゃんの剣心くんのことが載ったようで、
これはみなさんにご紹介せねば、ということで。

記事の中から、心に響いたところ。


『「弟も、親も大変なんだ」と改めて思った。
そして野球をやらせてもらっていることに感謝した。
両親は弟の看病の合間に時間を作って試合の応援に来てくれている。
「もっとやらなきゃいけない」 』


眠りっこの颯士くんも、
野球を頑張るお兄ちゃん剣心くんも、
そして、お母さんのみどりちゃんも、
それぞれの胸の中にある、
それぞれの、気持ち。




フランスでも鹿児島でも、
辛いこともすばらしいことも、
いろいろある。

そうしてみんな、生きていく。



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by honohono1017 | 2011-07-05 15:27 | News/Report
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