ほのさんのバラ色在宅生活


低酸素脳症、人工呼吸器をつけた娘とのナナコロビヤオキ的泣き笑いのバラ色在宅ライフ
by honohono1017
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明日は、希望に満ちている。

今日もまた、
ステキな出会いのあった一日だった。

今日の客人は、
珍しく、うらわかきメンズたち
(+引率のおじさん、T氏 笑)。

T大理科Ⅲ類2年生のMくんと、
N大医学部4年生のSくん。


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試験が終わって時間ができたから、
ぜひ、ほのさんに会いたい、
なんて、殊勝なことをおっしゃる学生さんたち。

事前のメールのやりとりも、
なんとも律儀な感じで、
どんな秀才、カタブツ君が来るかと思いきや、
お2人とも、とっても好青年で、
ほのさんも(←かあさんも?)大満足。

はじめましての人には、
少し緊張することもあるほのさんだけど、
今日はテンション高かったのか、
はじめから大きな声でご挨拶していたよ。

バレンタインということもあり、
ほのさんは「逆チョコ」なるものを
もらってしまい、ますます、ご満悦。
うふ。



公私共にお世話になっているT氏は、
「公」での訪問が久々であり、
本業をしている姿を見るのが、むしろ新鮮なくらいだったので、
ほのさんも、
あれ?おじさん、いつもとちがう……
っていう感じだったけど、
T氏の仕切りがなくとも、
2人の積極的な発言や質問で、
途中での、ほのさんのケアの時も、
とても熱心に見ていたし、
3時間半くらい、ほぼノンストップの充実した時間だった。

学校の授業では教えてくれない!
と、色々なフィールドに出かけて、
自主的に学んでいる彼ら。

自分の価値や、これまでの経験と照らし、
かあさんに聞きたいことをたくさん持ってきてくれた。

たくさん話したし、
それぞれの思いや考えに触れ、
かあさん自身もいろいろなことを感じたから、
すでに何をどう話したか、
はっきり書ききれない、興奮状態。

中でも印象的だったのは……

Mくんが、とても興奮気味に、
「ほのちゃんは生きている!
だって、ほのちゃんは、かわいいですもん!」
と、言ったこと。

同じT大学の学生が、
「ほのちゃんは、確かに生きている。
その生き方が、私の中に19年間存在してきた
『生きること』の定義には当てはまらなくても、
彼女は確かに生きている」
と、我が家へ訪問したときの感想を述べていたのを聞いていた、Mくん。

そうなんだろうと思いつつ、今日、来て、
正直、ほのさんの姿をはじめに見たときは戸惑ったけど、
かあさんの話を聞いたり、
ほのさんの様子を見ていて、

心から、
「ほのちゃん、かわいい!」

と、そういう言葉が出てきたようだ。

19歳の男の子が、
「ほのちゃん、かわいい!」
って叫んでくれるって、
確かに、我が子が「かわいいね」と言われる嬉しさもあるけれど、
それ以上に、
ほのさんが確かにそこに存在していて、
しかもその存在が強烈に響いているということが、
かあさんは、本当に、嬉しいし、
いのちって、
そういうもんなんだって、思う。

そして、ほのさんは、
かあさんがあれこれ説明しなくても、
自分で自分の「いのち」を、
しゃべらずとも、動かずとも、
ちゃあんと、伝えるんだから。



そして、S君のことば。

「子育てに加えて、介護があると、
それは相当大変なことだと思うが、
どうしてそれができるのか」と。

未だかつて、ほのさんとかあさんの生活をはじめてみた人で、
「子育て」ということばで、それを捉えた人は、
いなかったなあ、って。

しかも、結婚も、子育てもしたことのない、
男子学生さんが、
「子育てに加えて、介護」って。

聞けば、健康なこどもでもきちんと育つことのできない環境や、
虐待の問題などにも興味があるようで、
「安心して子育てできる世の中にしたい」
というようなことを言うではないか。

す、すごいなあ。

かあさんは、いま、
ほのさんにまつわるすべてのことは、
「子育て」だと思っている。

健康なこどもが、鼻をたらしていたら、
おかあさんは、それを拭いてやる。

それと同じように、
かあさんは、吸引する。

それだけのことだ。

だが、そうは言っても、
生活は大変だ。
それがなぜできるかと言えば、
ほのさんが身を持って「いのち」の凄さを、
かあさんに、毎日毎日、見せつけるからだ。





聞けば、2人が医学部を志望したのは、
そういう環境にあったから、とか、
安定した職業につきたかったから、
というようなものだった。

それが、忙しい学校の勉強とは別に、
いろいろなところに行って体験することで、
「いのち」ってなんだろう、というような、
本当に「めんどうくさい」問題にぶちあたったようで、
「うーん、答えは出ません!」と、
アタマを掻き毟るような叫びをしていた。

いいぞ、若者!。




ほのさんが、先日、七五三をしたんだよ、
と、着物姿の家族写真を見せた。

(案の定、「ゲゲゲの女房」みたい……
というような、昭和を匂わせる発言アリ。
え?とうさんの着物姿のことでしょ?)

ほのさんのケアをしてくれているヘルパー事業所さんが、
準備してくださった七五三だったことを話すと、
S君が、
「うらやましー!」
と言う。

え?何が、着物が?七五三が?
と、一瞬、意味がわからなかったのだが、

診療報酬や点数加算がつかなくても、
そういうことをやりたい、
でも、やりたくても実際に自分が医者になったら、
きっとやりたいことが、できないんだろうなあ、
大学病院に残ったら余計だろうなぁ……

と、呟いていた。


そ、そうか。

学生のうちから、こんなにいろんなことを考えて、
医療者になろうという立場でももちろんだけど、
ニンゲンとして、とっても大事なことを考えて、
悩んで、
それでも医者になろうという彼ら。

晴れて医者になったときに、
このいまの気持ちを忘れずに、
患者さんや家族と向き合える職場環境かと考えたら、
確かに複雑だ。



色んな事を話して、
最後にSくんが、
「またひとつ、大人になりました」と、笑った。

いやいや、なんの。
三十路半ばにして、まだまだ未熟だな……
と、かあさんに思い知らせたのは君たちだぞ、と思いつつ、
で、何歳なの?と聞いてみた。

Sくん、「22です。」
あ、そうかあ……

Mくん、「19です。」
ギョギョ!

み、未成年!


お酒も飲めない男子学生と、
「生きるってなんだろう」「いのちってなんだろう」
と、お互いにアタマを悩ませる時間を共有できたことは、
この難題が、
やっぱり永遠のテーマだということだろう。

本当に、近い将来、
医療の現場に羽ばたいていく彼ら。

なんと、頼もしいことだろう。

「将来」について、
どう捉えていますか、という質問がSくんからあった。

ぶつけられる質問としても新鮮だったけど、
我が家も、彼らに負けてはいられない。

ほのさんの将来、
我が家の将来、
そして、かあさん自身の将来を、
思い描けるように。



明日は、希望に満ちている。


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by honohono1017 | 2011-02-14 19:58 | Event
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