ほのさんのバラ色在宅生活


低酸素脳症、人工呼吸器をつけた娘とのナナコロビヤオキ的泣き笑いのバラ色在宅ライフ
by honohono1017
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17日、ほのさんのいのち。

4月17日、雪の朝。

ほのさん2歳と6ヶ月のお誕生日。

ほのさん、おめでとう。

ほのさん、ありがとう。

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2年前の今日、
ほのさん生後6ヶ月の日に、
ほのさんは半年間過ごしたNICUを卒業して、
小児科に転科した。

おうちに帰ることだけを、
願って。

ほのさんは、それまで、
NICUから検査室に移動したり、
気管切開のオペのため手術室に移動したりするとき、
途中でサチュレーションを下げることなどなかったが、
NICUから小児科に移動するときに、
ちょうど、小児科に入ろうとするとき、
ガガガッと、
サチュレーションを60台か70台くらいまで下げた。

もちろん酸素ボンベを持って移動していたし、
NICUで、生まれたときから診てくださっていたO先生が、
ずっとアンビューをしてくれていたというのに。

送ってくださったNICUのスタッフの方々や、
迎えてくれた小児科の先生たちに取り囲まれて、
とうさんもかあさんも、
もちろんなすすべなどなかったのだが、
かあさんは、その時のほのさんを心配したというよりは、
それから始まる小児科生活を暗示しているように思われて、
妙な胸騒ぎがしたのを、覚えている。

ほのさんは、きっと、何かが、不安なんだ。

それともほのさんは、
かあさんが、不安なのを、感じ取ったのだろうか……。

それから小児科で過ごした3ヶ月間は、
本当に、本当に、
辛かった。

いろんなことがあった。

すべては、「ほのさんを連れて帰るため」と思わなければ
乗り越えられないことばかりだった。



時が過ぎ、2年が経った。

それらの思い出の、とげとげして痛い部分や、
それによってできた傷は、
「癒えた」のではなく、
上流から流されてきた岩の角が取れて、
河口では、丸みをおびた石ころになるように、
大事な部分だけが、
残った。


ほのさんのいのち。



かあさんは、ほのさんとのバラ色在宅生活の中で、
伝えなければならないことを、
これからも、やっていこうと、
あらためて、思う。




さて、昨晩。
「特報首都圏」というNHkの番組をたまたま見た。

今年の秋、上映予定の出産ドキュメンタリー映画、
「うまれる」について、やっていた。
詳細はこちら

監督の豪田トモ氏は、この映画を作るきっかけは、
自分の親子関係にあると話していた。

氏の弟さんは、障害があり、
ご両親は弟さんに構いっきりで、
自分は両親から愛情を受けずに育った、
あるいは、両親は愛情を注いでいたのかもしれないが、
自分はそれに気付かずに育った、と。

これまで、両親との関係を自分から修復しようと思ったこともないし、
「親孝行という概念すらわからない」。
親なのだから、親から修復しようとするべきなのでは……
と思っていた。

だが、ひょっとしたら、
母親は弟が障害を持って生まれたのは自分のせいだと
責めていたかもしれないし、
辛い思いをしていたのかもしれない。

今、なんとか両親との関係を見直そうと思う、と。

そして、この映画「生まれる」を見た方の、
全細胞に「いのちのすばらしさ」が染み渡る作品にしたい、と。


これを聞いて、
かあさんの中の「母親」アイデンティティーが真っ先に、
この監督の動機を受け付けることができなかった、
というか、
俄かに、理解ができなかった。

そんな監督のフィルターをとおして、
いのちのすばらしさがどのように描かれるのか、
興味はあるが、
おそらく、かあさんは、
この映画を見ることは、
ない。

昨日の「特報首都圏」の中でも、
映画に出演されたご家族の出産シーンなどが
映し出された。

お腹の中の赤ちゃんの心音を聞くと、
かあさんは、未だに、
複雑な思いがする。

「辛い」とか
「悲しい」とか、
そんな単純なものではない。

ただ、
「聞くことができない」。



そんな中で、第2子を死産され、
もうすぐ第三子の出産をするという妊婦さんが、
映し出された。

そのお母さんのことばが、
かあさんの心に、
響いた。

「いのちは、目に見えるいのちだけではない。
形のあるいのちだけではない。
心の中に、いきづいているか、ではないでしょうか。」


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by honohono1017 | 2010-04-17 11:40 | Life
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