ほのさんのバラ色在宅生活


低酸素脳症、人工呼吸器をつけた娘とのナナコロビヤオキ的泣き笑いのバラ色在宅ライフ
by honohono1017
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医療連続講座報告  出会い

講座報告 つづき

4月3日に代々木病院にて行われた、
医療連続講座で、かあさんがお話したときの模様が
録画されたDVDと、
参加してくださった方々の感想文が、
昨日、手元に届いた。

かあさんは、予定時刻をゆうに過ぎ、
2時間も話してしまったため、
自分のこころのうちを、
どんなことばで、
どのようにみなさんに伝えたのか、
ハッキリと覚えていなかった。

覚えていないのは、
時間が長かった、という理由だけではない。

用意したことばではなく、
周到に推敲した台本ではなく、
こころからの思いは、
「そのとき」「その場」「そのひとたち」
ということなのだろう。

担当者T氏にも、
だからこそ、
またいつか話す機会があった時に、
新鮮な気持ちで、
生き生きと話すことができるのでは……
と、言われて、ハッとした。



だが、ハッキリと覚えていることがある。

参加してくださった方々の、
かあさんの話を聞いてくださっている時の、
表情、まなざし、
問い。

DVDを見直して、
あらためて、
あの日のことを、
思い出した。



参加してくださったのは、
主に、高校生、医学部やそれ以外の大学生、大学院生、
その他、医療従事者と一般の方々。

かあさんは、今となっては、
若い学生さんたちと会話する機会もほとんどなく、
お話しするまで、
自分の子育てのことや、
母としての感情、
あるいはとても抽象的な「生」「死」に関することなど、
自分のことばが、
若い方々に伝わるだろうか、
という心配をしていた。

当日の打ち合わせでも、
担当者T氏には、
その心配を相談したのだが、
T氏はきっぱり、
「伝わります」と言い切ったうえ、
「伝わらなければ、“わからない”という洗礼を…」
と、言ったのだった。

話しはじめると、
というか、
皆さんの前に立ったときから、
かあさんを見る、みなさんのまなざしを感じ、
自分の心配が無用なものだと、
すぐにわかった。

聞きにきてくださった動機を問うアンケートを見てもわかったが、
その動機は、
将来医療従事者をめざしているから、とか、
臓器移植に興味があるから、とか、
自分の人生にプラスになると思ったから、とか、
色々だったが、
何かを「聞きたい」「学びたい」「感じたい」という
その強い気持ちは、
黙って見つめるその目をみると、
痛いほどに、
食い入るようにかあさんを見つめ、
ああ、何かを真剣に考えて、
追い求めている人というのは、
こういう顔をするのか…と、
すごく感動したのと同時に、
身の引き締まる思いだった。

それで、
ああ、自分はここに来てよかったな、
ここでお話できることはとても感謝すべきことだな、
と、
最初に思ったので、
意外と「平常心」で、
お話しすることができたのだと思う。


そして、話がおわったあとの質疑応答の時間にも、
逆にとても考えさせらてしまうような、
真をついた質問が出て、
グッと、きた。

かあさんのどのことばが、
どのように伝わったのかわからないけど、
お一人おひとりに伝わったことが、
また、かあさの方にかえってきて、
響きあう感じが、した。


そして。

ほのさんのようなお子さんを抱えるご家族にも、
お会いすることができた。

かつて、まだほのさんの生きる意志が見出せず、
ほのさんに生きる意志などが、
存在するなどということにも気付かず、
真っ暗闇のトンネルの中で。
四六時中、
四方八方から、
身を切られるほどの痛い問いに迫られていた、
あの日々……

いま、まさに
そのような辛い日々をお過ごしになっている
ご家族も、いらした。

退院に向けて、
ひとつひとつ、進んでいらっしゃる、
ご家族も、いらした。

どんなに辛くとも、
その辛さは、
自身が乗り越えていかなくてはならない。

そうしていくしか、
前に進む方法は、
ない。

それは、その最中にあって、
恐ろしく過酷なことだ。

でも、
伴走してくれる人がいる。

必ず、
いる。

お会いしたご家族のために、
何かお手伝いできるかと言ったら、
何も、
ないかもしれないけど。

我が家も、
そのようなご家族と出会えた事で、
伴走してくれる、
かけがえのない方に出会えたと思っている。

支え、だ。

その「支え」があるからこそ、
辛くとも、進むことができる。

進むことができるからこそ、
また、
出会うことができる。


今回、
代々木病院に与えていただいた、
この、すばらしい、機会。

「医療連続講座」という名前であったが、
かあさんは、
「講演者」では、なかった。

かあさんも、
参加者の、ひとり。

みなさんから、
かけがえのないものを、
たくさん、いただいた。

そして、それを、
ほのさんに、伝えた。



目を輝かせて、
「人生において、大切なものを教えていただきました」
と、話してくれた、青年。

かあさんも、だよ。

忘れません。

あらためて、
みなさんに、
感謝です。

また、どこかで
お会いできることを、
楽しみに。

報告は、これで、
おわり。


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by honohono1017 | 2010-04-09 18:25 | News/Report
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