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ほのさんのバラ色在宅生活


低酸素脳症、人工呼吸器をつけた娘とのナナコロビヤオキ的泣き笑いのバラ色在宅ライフ
by honohono1017
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セレンディピティ

昨日、風邪っぽいかあさんのせいで、
午後の楽しい予定をキャンセルされた、ほのさん。

ほのさんとかあさんは、少し離れて
平行に横になり、
珍しく、何とはなしにテレビを見ていた。

10年前の、懐かしい映画をやっていた。


かあさんは、映画好きだ。

大学生の頃などは、
空き時間などあれば、一人で映画館に行った。

色んな国の映画を観た。

映画も好きだが、映画館も好きだった。

ハリウッドのエンターテイメントの似合う、
ポップコーンの匂いのする、大きな劇場、
ここでしか観られない、という単館上映をする、小さな劇場…

その中でも、目黒の街中にある、
地下の劇場には、足しげく通った。

その劇場では、
公開からしばらくたったメジャーな映画から、
マニアックな映画まで、
このご時勢、2本立てで上映していた。

だから当然、
片方は観たいけれど、もう片方はどうでも良い…
という組み合わせになることがほとんどで、
2本とも興味ナシ…ということもあった。

かあさんは、
「これが観たい」というのではなく、
「映画」が観たい、
「映画館に行きたい」、という気分のときに、
何を上映しているのかも調べずに、
何が観られるのか、ちょっとしたドキドキ感を楽しんで、
何度も足を運んだ。

その映画館(今もあるのかな…)で、
10年前に観た映画が、
昨日、偶然、テレビから流れてきた。

そのタイトルも、
「セレンディピティ」…
「幸せな偶然」と日本語訳されている。

この手のラブストーリーは、
かあさんの得意分野ではないが、
主人公の「神秘主義」と言われる、
運命を信じる生き方と、
その「運命」の不思議さには、
2度目観た、昨日も、
爽やかな気持ちになった。


映画の内容はさておき、
「セレンディピティ」を
かの、ウィキペディアで引いてみた。

何かを探しているときに、探しているものとは別の価値あるものを
見つける能力・才能を指す言葉である。
何かを発見したという「現象」ではなく、
何かを発見をする「能力」を指す。
平たく言えば、ふとした偶然をきっかけに閃きを得、
幸運を掴み取る能力のことである。

フムフム。 

イギリスの小説家のホレス・ウォルポールによる造語らしい。

日本語訳は、それを端的に表すものがなく、
あえて言うなら「偶察力」だそうな。


10年前は、このことばをさほど気に留めなかった。

だが、含蓄のあることばだなあ、と思った。



何かを探していて、
その探し物が見つかるか、見つからないかはさておき、
探し物をする道中の中では、
いろんなことが起こるものだ。

その、いろんなことのお陰で、
結局、探し物ではない別なものを選ぶことになったり、
探し物がとてもくだらないことに気付いたり、
探し物を探す過程で、
何を得るか得ないか、
何かに気付くか気付かないか、
それが、それぞれの人の、
それぞれの人生なんだと思う。


探し途中の、淡々とした、
あるいは険しい道のりの中には、
きっと、多くの発見すべき何かがあるのに違いない。

それを発見できる能力。

それこそ、かあさんの人生に備えたい、
持ち物だ。

そして、かあさんは、
ほのさんを授かってから、
道のりの中で、
何かを発見することが増えたように思う。




先日、大切ないのちを、
お空に還した、Mちゃん。

Mちゃんは、
その「セレンディピティ」に恵まれた女性であると思う。

かあさんとほのさんの、
大切なおともだち。

小さないのち、
お空でキラキラ、見守っていてね。





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by honohono1017 | 2009-11-26 16:16 | Life
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