ほのさんのバラ色在宅生活 |
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ほのさんは最近のごたごたを知っている。
明け方、急に気管の痰がゴーット音をたてた。 そして心拍が上がったり下がったリ落ち着かなくなる。 昨日1日うんちも出ていない。 うんちがでないということは、ただ「うんちがでない」のではなく、ほのさんの全身状態を大きく左右する事態なのだ。 お昼のミルク前、用手排尿をしていると、ほのさんも顔を真っ赤にしてお腹を膨らませて踏ん張りだした。 涙を流している。 出たいんだ、すごく出たいんだ、うんち。 母さんもこうなったら必死だ。 お腹マッサージして、うんちの在り処がわかったら、逃がさないように下へ下へと降ろす。 1回ではとても下りない。 何度も逃げる。 それを繰り返すうちに4つオナラが出た。それで母さんの笑顔も出た。 もう少し! 母さんの手もポキポキ言っている。 しばらくして。 むにゅーっと2日ぶりのほのさんうんちが出てきた。 えらいぞほのさん!でかしたよ! わが子のうんちとご対面して「感無量」というのもおかしな話だが、そう言っても過言ではない。 母さんは、ほのさんがこの涙を流しながら踏ん張る姿を見ると、ほのさんの生に対する真摯な姿を感じずにはいられれない。 苦しい ⇒ でも大切なこと ⇒ だから頑張る 大人でもこの簡単な図式が意外とできないのだが、ほのさんの生き方はこのシンプル且つ重要な法則にのっとっている。 まして、、ただ必死なだけの母さんのマッサージにちゃんとあわせて出してくれるとなると、そりゃ「感無量」。 お腹の中のいらないものが出てしまうと、フシギなもので痰は減り、心拍も落ち着いた。 胆汁も出ていたので、お腹の調子がよろしくなかったのだろう。 ここのところのごたごたで、きっとほのさんも落ち着かないのだ。 知らないおじさんが尋ねてくるし、電話で母さんが大きな声で話したりしているし。 母さんも、始めはほのさんの前で怖い顔したり、大きな声を出したりすることが嫌だった。 だけど、ほのさんは全部何でも、ちゃんと聴いている。 だから、ほのさんの前で間違ったことを言えない。全部ほのさんに説明して、相談して行動に移す。 母さんも立派な人間じゃないから、実はもっとやり方ってもんがあるのかもしれないけど、でもウソついたり、不当なことを要求したりしないように、自分なりに頑張ってるところをほのさんに見せて行こうと決めた。 ほのさんが嫌なのは、母さんが迷ったり、自信がなかったり、くよくよしたりすることなんだ。 いろんな人に会って、色んな壁にぶちあったってこそ学べること。 それは、父さんと母さんだけでは教えられない大切なこと。 生きるって結構辛いけど、その分ステキってこと。 ほのさんには、そういう経験をたくさんして欲しい。 そもそも、ほのさんの人生は…。 母さんのお腹を出る寸前から、試練の連続だった。 ほのさんと母さんを繋げる、大切な大切なへその緒が切れた。 そのことで、ほのさんの人生が試練の連続になってしまったこと、母さん随分と自分を責めたよ。 だけど、ほのさん言うんだ。 「母さん、ほんとに大切なのはへその緒ですか?そうですか?」 へその緒は切れたのに、ほのさんは10分間の心肺停止から戻ってきた。 ほのさんに、大切なことを伝えていたのはへその緒じゃなかった。 ほのさんと母さんをホントに繋げていたのはへその緒じゃなかったんだ。 そして、ほのさんにはその瞬間から強い意思があった。 強く「生きたい」という意志。 フツウの子より手がかかるはずのほのさんだが、これほど自立もしくは自律している1歳半児はいないと思う。 そしてほのさん、知っているんだ。 今日も明日もあさっても、何があっても母さんが守ってくれるって。 だけどその意思を貫かせてあげらるように、母さんが助けてあげられることは微々たるもんで。 守っているようで、守られて。 法律どうとか制度どうとか、そんなこと。 目に見えてできることはそんなことしかないから、母さん頑張るよ。 決戦は金曜日。 知らないおじさんに、ほのさんが必死にうんちしてる姿、見せるわけにいかないから…。 母さんが代わって、ほのさんの強い意志を伝えられますように。 にほんブログ村 にほんブログ村
by honohono1017
| 2009-04-23 18:03
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