ほのさんのバラ色在宅生活


低酸素脳症、人工呼吸器をつけた娘とのナナコロビヤオキ的泣き笑いのバラ色在宅ライフ
by honohono1017
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ヘタレ母さんの巻

昨晩から少しヘタレな母さん…。

入院騒動の後、徐々にではあるが体調はゆる~い右片上がりを示していた母さんは、どんどん回復に向かっていると信じていた。

だが、昨日からまた体調がおかしい。もうこれは、どっかが悪いとかそういうことではなく、「疲れ」というものに違いないと確信。一晩眠ったくらいではどうにもならない。むしろ中途半端に休むと、余計にその「疲れ」を実感する。おでかけして歩き回っている間は元気なのだが、一旦休憩すると、あ~疲れた、足も痛い、腰も痛い、随分歩いたんだ、と実感するようなものだ。



現在、週4日1回1.5時間、ヘルパーさんにほのさんのお世話を助けてもらっている。その間に母さんはひと息ついたり、家事をしたり、具合が悪い時は寝室で休んだりする。大助かりだ。ほのさん的にもたまには母さん以外の人と過ごす時間が欲しいのだろう。いつも楽しくご機嫌だ。

だが、入院事件後に、夜間帯にも週1日でもヘルパーさんに入ってもらえたらますます助かるなあ、と考えるようになった。

夜間は1日交代で父さんと母さんがほのさんの横で過ごす。調子がよければ2時間ごとの用手排尿・吸引で足りる。だから途切れ途切れではあっても4時間は眠れる計算だ。

だが母さん、元来寝付きが悪く、目ざとい。今日はほのさん絶好調だから何の心配もなく、次の吸引まで2時間眠れる!というときも、寝付くのに30~40分平気でかかる。やっとウトウトしかけた~!と思うと、そんな時にかぎってほのさんが突然「ヒ~」とか言い出して、うんちを踏ん張りだしたり…。そうなると結局あんまり眠れない。めずらしくぐっすり眠れても、ちょっとほのさんの呼吸が変わったり、モニターの音が下がりだすと、フシギなものでパッと目が覚める。 …つまり…夜ほのさんと過ごす日は、眠れないのだ。

そして、朝がやって来る。

切れ目なくほのさんとの生活が続く。お風呂に入れる日などは、朝9時に看護師さんが来る前に、布団をかたづけ、家の中じゅう掃除機、お風呂のセッティングのため机やソファーを移動、ほのさんのシーツや布団カバー交換、用手排尿・吸引を済ませなければならない。嵐のごとく…

お風呂が済んで看護師さんが帰ると10時。少しゆっくり…というわけにはいかない。山のような洗濯、お風呂の片付け、それが済むと、お~ほのさんの食事の時間がせまっている…用手排尿して吸引して、胸の音聞いて、ついでにちょっと体操して…

ほのさんのミルクが11時に始まると、ほのさんはおとなしい。だがミルクの刺激によって気管の痰がゴーっと上がってくることが多く、耳を澄ましている必要アリ。お腹がいっぱいになってくるとサチュレーションも下げがちになるので、酸素を入れてあげることも必要。だがそのサチュレーションの下げ方が重要で、おしっこが溜まっていて苦しいのか、オナラがしたいのか、痰のせいなのか、それとも体調自体悪いのか、ということを見極めなければならず、ただ酸素のスイッチを入れればいいというわけではないのだ。

そうこうしていると、母さんもお昼ごはんの時間。ガタガタと準備(入院事件依頼、ちゃんと食べなきゃ!とあらためて…)、食べていると、今度はほのさんがごちそうさま。機械からミルクのボトルを外して、胃チューブにお白湯を流す。呼吸の音によっては吸引…。食べた気がしないまま、母さんもごちそうさま、お片づけ…。

そうこうしているうちに13時、ほのさんおしっこの時間。そしてこの13時が「魔の時間」。ほのさんが1番サチュレーションを下げやすい時間なので注意が必要。吸引、体操、体位交換…。

あっという間に14時、ヘルパーさんが来る。お手伝いしてもらってほのさんを抱っこ。ヘルパーさんと3人でおしゃべりしながら束の間の楽しい時間。

15時半、ヘルパーさんが帰って、ほのさんおしっこ、吸引、ちょっと体操、体位交換。16時からおやつ(ソリタT3)。ミルク中と同じく、注意して見ている。16時、ごちそうさま。ミルク後と同じ動作。

その後、夜ごはんの仕度。あっという間に18時、ほのさんのおしっこなど一連のことをする時間…ちょっとゆっくりほのさんとお話したりしていると、父さんから「帰るよ~」とデンワ…。

母さん、この間にブログを書いたり、その他の雑用をしているわけで…。だから母さんの頭の中は、一つのことに集中しているわけにはいかず、常に同時に色んなことに気を張り巡らしている状態で…。そうしないとすべてが滞りなく進んでいかない。

元気な時にはそれができる。同時に2冊の本を読みかけることもできる母さんだ。そして性格的にも、ヒマにしているのが苦手な方で…

ところが母さん、この1~2週間、何かが抜け落ちる。短期記憶があやふや。たとえば…







お風呂に入れる前に数々のものを全部準備しておかなくてはいけないのだが、何か忘れて裸のほのさんに待ちぼうけ食らわし、10㌔弱のほのさんをしばらく看護師さんに抱っこさせっ放し…、1週間完全にずれて予定を把握、新年度にあたり各種手続きや様々な変更に伴い煩雑な仕事が全く頭に入ってこない…

まずいよね~、これ。

別に、ほのさん待たせたっていーんじゃない?って。だけどね、ほのさんは低体温の極度の寒がりだから、やっぱり母さんの準備g万全でないと、体調がこけちゃうのよ…。ふつうには笑って済ませられる「うっかり」もほのさんの場合はそうじゃなかったりするんデス。

ほのかの体調に関することや機械の扱いなどについては本当に注意しているので、今のところ大丈夫だけど、やっぱり自分で思っている以上に疲れてんだよ、あんた…。ほのさんをお家に連れて帰って9ヶ月、未だかつてこんなことはなかった。むしろ、母さん、あんた結構やれる、いけるよ、とすら思っていたのだ。

それで、母さん結構凹んでいる。

父さんは毎日外で仕事をしている。その上1日おきに、夜のほのさんをみている。休みの日なんかは買い物、片づけや洗い物なんかも手伝ってくれる。母さんが具合悪ければ、夜のほのさんのお供も交代してくれる。なのに母さん、あんたはなぜできない…。ほのさんのような子の母さんは、強靭な肉体でなければならないんじゃないのか…。

そうなってくると、母さんの思考はどんどんDown方向へ…。

そうはいっても、あたし結構やってるよね、やってるほうだよね。家の中もまあまあ綺麗にしてるし、ご飯だってかなりまじめに作ってるし、何よりほのさんを元気に楽しく過ごさせてるし…。だいたい、母さんの頑張りを、大変さを、ちっともわかってねーよ。「オナラでなかった」じゃないいよ、「出してあげるんだよ」、「サチュレーション下げた」って、酸素入れる前に、ちゃんと呼吸器回路の水滴はらえよ、みたいに内心、父さんにあたってみたりする。

「ほのちゃんは、ホントに状態が落ち着いてて、おりこうだよ」「親孝行な子だね」って言われると、あたしが四六時中こんなに目、光らせてるから落ち着いてんだよ、苦労してんだよ、みたいな…よくわからない反抗期状態に…。

あれ、なんかあんたいってることめちゃくちゃだよ。普段は褒められても素直に受けられないくせに、こうなってくると「よくやってるよ、疲れても当然だよ」って言われたくなるダダッ子みたいになってくる。

1番辛いのは、母さんがこれだけ参ってることを父さんがわかってくれないこと。

いえいえ、父さんがワカラズヤなのではないんです。さっきも言ったとおり、本当に良くやってくれる父さんだからこそ、疲れているのは自分だけじゃないのはわかっているから、あんまり言いたくない。⇒言わないからわからない、ただそれだけのこと。

父さん、いつか言っていた。「ほのかを連れて帰った当初は、ほのかが中心だった。だけど色んなことに慣れてきて、ほのかも元気にやってくれている今、その図式は、母さんが中心だ」と。

古い人間の母さん、この家の家長は父さん!と思っている。だがやっぱり、母さんの元気がないと、ほのさんも気分も乗ってこないし、家全体がくら~くなるのだ。くら~いのヤダし、大変大変、て言うの好きじゃないし、多少体調悪くっても、明るくしてるのがイイ。

明るくしてれば、元気だと思われて当然。夫婦といえども言わなくちゃわからないよね…。




普段は「当たり前」と思ってやっていることが、ふと立ち止まって冷静にみてみると、抱えてることの大変さみたいのがフツーに見えちゃうことってあります。

そんなこともあります。

でも、また突っ走れるんだから、大丈夫。

突っ走らないで、ゆっくりゆっくり進めばいいんじゃない?休み休みいけばいいんじゃない?とゆ~ご意見も。

でも、それができないのが現実。ゆっくりするヒマなんて実際ないよ…。

だけど、それじゃこの先、なが~くほのさんとのバラ色の生活が続けられないってことが身に沁みてきた。そう、身に沁みてきただけでも、母さん、あんた進歩だよって思ってながーい目でみてほしい。

人間、ひとの立場にたつのってすご~くムツカシイし、自分のことでも、頭ではわかっていても実際にそういう事態に出会わないと、心底そうだって思えなかったりする。ほのさんとの生活は、本当に突然思いがけない事態になったりするから、その時その時に学んで、見直して、変えていくしかない。

だが、それでもそんな母さん、この9ヶ月間、常に忘れないように心がけていたことがある。

家族仲良くすること。外でお仕事してきてくれる父さんに感謝すること、いつもその大変さを理解するよう努力すること。

助けてくれるみなさんのアドバイスに、素直に耳を傾けること。すぐに実行できなくても心にとめておくこと。
感謝のキモチを持つこと。

全然できてなかったかもしれない。
振り返っても、母さんよ、なんであんな風にしかできなかったのか!ということがたくさんある。だんだんこのほのさんとの生活に慣れてきたとはいえ、やっぱりどんなときも「ほのさんをあたしがまもらなきゃ!」というキモチがいつも1番にあるから…。別のことだったらもっとうまくやれるんだろうに…。

なんかドードー巡りになってきた。
だがしかし、色々みなさんに聞いてもらったら、母さん、開き直ってUPしてきたよ。

開き直った、といっても、諦めたんじゃない。投げ出したんじゃない。

母さん、タダじゃあ立ち直りません。
きっと、明日から、いや今から、昨日までよりステキに、楽しく、バラ色になっていくはず。

あれ、あんた、立ち直り早くね~?

ええ、ええ、だって、あたくし、ほのかあさんですから010.gif
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by honohono1017 | 2009-04-09 13:22 | Life
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